凡人の日々〜嗚呼、世界は残酷だ〜
「亀の歩み?なんやねんそれ...」
俺はプレイヤー!一般人Aだ!今日も今日とて無難なクエストをこなすだけの日々を過ごしていたが、急に謎の言葉が通知されたので驚いている最中だ!というか皆動揺しているな!
「経験値量の上昇幅エグくね!?ってか、先行ってんのまたあの人たちか...」
「怖すぎますね、これは。空風さんは相手になるんでしょうか...」
「まあそこは分からん。が、最後の言葉が俺らへの煽りだってことは、わかった。」
「何なんです?」
「...屈辱を味わえ、だそうだ。」
「...邪神殺しに行きますよ」
「まずはレベリングするぞ!」
俺が所属するパーティー、凡人の集いのメンバー、通行人Bと運び屋Cはそんな事をいう。これ何語なんだろ?って思ってたら運び屋Cがポルトガル語だと教えてくれた。取り敢えずムカつく。
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レベリングは順調に進んだ。急いでレベリングしたからか俺たちは殆どボロボロだ。回復薬を飲み干し周囲を警戒していると、急にまた通知音が響いた。
そして俺たちは人外連合の異質さを理解するとともに、それに対して畏怖の念を抱いた。
早すぎる。動きが兎に角早すぎる。こんなの勝てるわけないじゃないか、と思わされてしまうほどの速度。俺たちはやっと上限に達したのに...不完全なまま人外に進化させられてしまう。...あ、これ、ヤバい。
落ちる.............
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<時鳥視点>
「邪神を、手懐けおった...お主、やはり器か?」
「...器って、何すか?」
「しょうがない。妾が説明してやろう。天界の危機を守ってくれたお主らにならな。」
「ありがとうございます、女神様。」
俺の視界の中には、クエストクリアMVPの報酬が並んでいる。口角が上がりそうになるのを抑え、女神の方に真剣な顔をして向き直る。幼女を見つめる四人の高校生...怖いな。考えるのをやめた。
「器とは...」
彼女の口から語られるのは、衝撃の事実で。
四人を憤らせるには、十分な内容であった。
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<空姫視点>
私達の目の前には、ゲームで見たことのあるキャラクターがいた。
すぐに消えてしまったが、幸いにも私達は配信の真っ最中だった。あいつらはいつの間にか消えちゃってたけど、配信は続いていて、ずっとコメント欄が荒れていた。配信を緊急停止し、アーカイブを確認するがその部分だけ奇妙にも切り取られていた。このパソコンは普通のものではない。それこそ、アイツラ以外にはハッキングなんて不可能だろう。
なんで現実に貴方がいるの?
ねえ。
教えてよ。
真祖の悪魔。




