時鳥という男
一週間毎日投稿したら2週間お休みします。
テスト終了後、再開します。
ごめん!
————————暗殺者とは、何だ。
————————魔王とは、何だ。
「...ナニをスるつもリかは知りマセんガ...<怨嗟の獄>」
「...海、ファル。防御を頼んだ。」
「ちょっ、時鳥!?<排撃開花><開花相殺><瞬間開花>」
「...<邪を斬る魔の剣><邪を防ぐ天の盾>」
「なぜその詠唱を始めたんだ!?今は手数が必要だろう!?<ゼノ・ヴァル>!」
ミチザネの攻撃を海鳥が防ぎ、ファルが職業専用スキルで全員に攻撃力バフを付与する。
「俺、忘れてたんだ。」
「何をよ!?<種蒔><育成>」
「<邪神の策略覆す武士><英雄のための応援歌>」
「だから誰にバフ盛るつもりだよ!?って、まさか!?」
「ありがとう、死神。」
「何ヲ余所見シテるのデすカ!?<墜落の序章>!」
海鳥は次の開花の準備をし、時鳥はミチザネの元へ近づく。ミチザネは驚きつつもデバフをかけるが、時鳥はそれを回避した。死神と時鳥の謎の行動の意図に、ファルは気づいた。
「本気で来いよ道真公、じゃなきゃ又幽閉されるぞ?」
「...今、なント?」
ミチザネの体に、雷が纏われる。元々の量とは比べ物にならないほどの魔力が放出される。
「私は別に何もやっていないあの低脳共が権力のためだけに私を幽閉したんだまた幽閉されるのか怖い怖い怖い私は絶対に幽閉なんか二度とされないなぜ今それを言う必要があったんだいや待てなぜ私は今きちんと話すことができている神よなぜ私に今更許しを与えたのか巫山戯るな殺してやる目の前にいるじゃないか神がいや彼女は私の神ではないのか私の世界の神ではないのかそんなわけがあるまい絶対神を殺すただそれだけのために今後は生きてやるいやまずは目の前の愚物を殺すのが先だなキヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ絶対に殺してやるぐちゃぐちゃに女は犯してやる男は剥製にして飾ってやろうかというか私の頭脳にこのクソどもが追いつけるわけがなかろうというかなぜこのガキは旅人は私の過去を知っているんだ絶対神の入れ知恵かクソが殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやるッ!」
「ハハ!面白いくらいにキレるな!ほんと沸点が低いんだなあお前は!」
狂乱し、超強化されたミチザネに、さらに時鳥が畳み掛ける。後ろで通知がなっている。そんなことどうでも良い。ただ今はこの哀れな囚われの男を解放してやろうと言葉を畳み掛けた。
「調子に乗るのもいい加減にしろよッ!クソガキがァァァァァァァッ!」
「待て、ミチザネ。俺はお前の気持ちが痛いほどわかる。」
「問答無用!殺してやるゥゥゥゥゥッ!!!!!」
「待てと言っているだろ?」
「ッ!?」
完成した死神の秘奥魔法が、一時的に最強をさらに超強化する。無言で時鳥が魔力超強化も使用し、ミチザネを威圧する。この男をここで死なせるのは惜しい。このゲームの開発が作り込んでいないとは思えない。ならば何かのキーワードで裏ルートに行けるはずだ、と予想したのだ。
思えば、時鳥の人生は、自分から波乱に突っ込んでいくような毎日であった。
幼稚園では試験終了5分前に着席しそこからの5分間ですべての問題を解ききり満点を獲得。小学校中学校では教師に喧嘩を売りあろうことか勝利。自分のやりたいように学校を動かす権限を得て、高校に入ってからは一年で生徒会選挙に出馬。先輩たちの反感は実力で捻じ伏せてなんと生徒会長に当選...その技術を妬んだ先輩に生徒会について有る事無い事囁かれ、一時権力は失墜したものの直様そのすべてが嘘である証拠をまとめ上げ、そのまま教師や生徒に提出。逆にその先輩をその技術で失墜させた。
同じ異次元の天才同士、何か通じ合うものがあったのだろうか。
「俺は絶対神を殺しに行く。お前も手伝え、ミチザネ。」
「...私は、まだ誰かに仕える権利があるのか?」
「勿論だ。お前は悪くない。あの権力のためだけに動いたクソ共が悪いんだ。」
「私はまだ、誰かのために行動していいのか?」
「ああ、勿論だ。」
「...ミチザネ、此処に。貴方の配下としてこの頭脳を活かすことを誓おう。」
「頼んだ、ミチザネ。俺はお前を、信頼している。」
<世界の記録・閉ざされた運命・邪神との邂逅・裏が進行します>
<進行状態2・邪神の降臨・撃破せよ・裏 終了>
<条件達成を確認>
<進行状態?・邪神の降臨・支配せよ・裏・秘 終了>
<MVP・時鳥>
<世界の記録・閉ざされた運命・邪神との邂逅・裏が進行します>
<現魔王の配下に知の魔神ミチザネが追加されました>
<世界の記録・閉ざされた運命・邪神との邂逅・裏が達成されました>
<同時進行中・亀の歩みが昇華されます>
<クラン・人外連合以外のプレイヤーに適用されます>
<レベル上限の撤廃を開始します>
<全プレイヤー平均レベル・78>
<条件が2つ満たされていません>
<世界の秘された記録・不完全な人外の歩みが開始されます>
<帝国と共和国とのゲートが開かれました>
邪神が一柱、魔王の支配下に下ったこの一件は、世界中の誰もが知ることとなった。
準決勝の、開幕である。




