魔王様マジパネェ
<呪印的装備カースドウェポン> 封印の鍵
・階級・不明(看破可能)
・譲渡不可
・持ち主のレベルの固定・Lv.99
・経験値吸収
「封印を受けし魔族に授かりし鍵。その封印は、持ち主をも蝕む」
...あれ?
「<魔眼・魔王瞳>、発動」
<呪印的装備カースドウェポン> 封印の鍵
・階級 悪夢級
・封印者 ミチザネ
・譲渡不可
・持ち主のレベルの固定・Lv.99
・経験値吸収
・装備耐久値減少率超上昇
・所持者 神技・守 強制取得
・所持者 称号・邪神の被害者 取得
・封印解除でワールドクエスト進行
・封印解除で所持者並びにパーティーメンバーのレベルシステム撤廃
「...」
俺はウィンドウをそっと閉じて準決勝日時変更のお知らせを確認して結果をチャットに送信して運営にネタバレ防止の設定が機能してないぞと抗議文を送りログアウトした。
______________________________
WBOでは3倍の時間加速がなされている。それでも、休日とはいえ12時間ぶっ通しは明日に影響するかもしれないなと思い、幸せそうな顔で寝ている海鳥こと由良の顔を見て、少し微笑む。
「疲れた。頭使っただけなはずなんだが...」
コーヒーを二杯淹れ、片方には砂糖を入れて机の上に置いておく。
「 "コア" 。CT(= Command Talk)、起動」
「おはようございます。ログイン時間は12時間18分でした。お体の調子は大丈夫ですか?」
「少し怠い、かな。レインと奏に怠いから少し休憩するって送って。」
「承知いたしました。」
ファル(= レイン)と死神(= 奏)に連絡をし、俺はある疑問を解決しようと試みる。
(少し展開が無理やりすぎる、な。この作り込みのゲームでここまで雑な展開があるのは少々違和感だ。まるで運営の中で意見が対立しているような...少し情報を精査するか。杞憂だといいが。)
しかし、流石の時鳥こと尊もゲーム内時間で36時間の戦闘等々による疲労には抗えず、遅れてログアウトした由良が寝ているベットにそのまま倒れ込むのであった。
______________________________
<由良視点>
朝起きると、目の前には尊の寝顔があった。
「...かわいい」
小さく欠伸をして、顔を洗って着替える。
「コーヒー、美味しかったよ、尊。今日は、しようね?」
砂糖細工よりも甘い夜に向けて、二人の人外は舵を切った。
夜の大運動会である。




