狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え狂え
空風の勝利に魅せられた観衆たちは、その後の戦闘を見て少し安心する。
「あいつらがおかしいだけなんだ。普通の奴らもいる...」
しかし、彼らは心のどこかで思っていた。
「何か、足りない。」
早く彼奴等の戦いを見たい。人外共の血湧き肉躍る戦いを―――――
ある小説家はペンを取り出す。ある芸術家は筆を持つ。ある作曲家は譜面を取り出し、ある書道家は半紙を取り出した。それは、NPCですら例外ではなかった。数人のプレイヤーの戦いが、AIすらも魅了したのだ。
その願いに、星は応える。
...運営側では、予想外の事態になっていた。
「条件達成しました!星の道標に移行します!」
「AIが思考を試みています! 危険です! 今すぐに緊急メンテナンスを...」
「静観しろ! ここで止めたらブーイング待ったなしだ!」
「俺たちの努力の結晶がリアルチート共に踏み潰されていく...」
「魔王のシークレットクエストも出してましたよね...」
「人命の救助が先でしょうッ!? メンテしますよ!」
怒号と悲鳴が鳴り響く中に、一人の少女が降り立った。
「静観して下さい。この命令に違反した場合解雇します」
「...ッ!?」
「HOTOTOGISU...」
また、こいつに妨害されるのか、と。主任の中で、何かが壊れた気がした。その背景を聞いたからこそ、私にはやらばければならないことがある。言わなければならないことがある。主任は叫んだ。
「ふざけるなッ! HOTOTOGISUッ!」
場が静まり返る。
「心拍数の急激な上昇を確認しました。健康状態を確認してください」
「うるさいッ! お前は、開発班は今の状況をわかっているのか!? 人類をAIが超えたとき、その先に待っているものはなんだ? 技術的特異点に達したとき、待っているのは人類の滅亡にほかならない! 一部の優秀な人間を残して、それこそ時鳥たち人外連合のような人間を残して! 他はすべて駆逐される! そのくらいお前なら分かるだろう! 如月!何故こんなことをするッ!?」
「煩いなあ、八神。自分の考え言うとき感情的になるのやめたほうがいいぞ?」
「そんな話を...「というかさ〜」」
「何君? 調子乗ってんの? ありえないんですけど、君。何様のつもり? 運営ごときがイキらないでくれる? 私はこの世界を最高の世界にするの。私の思い描く世界に彼は必要。彼ら、人外連合は必要。他はいらないの。極論だけどね。正直帝王系統以外ゴミ。クズ。死んでほしい。データ抹消も視野に入れるくらい邪魔なの。そいつらが何を言おうと知ったこっちゃないのよ、こっちは。犯罪? バレなきゃいいんだよ。バレても金積めば許してもらえるんだよ、そんなこともわかんねえのか。私達が人間である限り、全てが理想になることはない。だからこそ私はこの世界を統べる。私はこの世界を全て、あの方に捧ぐの! そうよ、あの方がいれ私達は最高の生物に近づける。分からない? まさかそんなはずないよねえええええええエエ?」
俺はもう一度認識した。こいつを、人に戻さなければならない。人外の母に狂わされた友を、元のあの優しい友に戻さなければならない。小さく息を吐き、言葉を放った。




