EP 13
満月の警報発令! マッハ1で暴走するウサギ村長と病院カチコミ
三大国合同徴税局の悪徳査察官ゴドル男爵を「盛大なくしゃみ」と村人総出の悪魔的おもてなしで完全に撃退し、ポポロ村の永久免税特権を勝ち取った日の夕暮れ。
定時である午後五時きっかりに村役場のデスクを片付けた俺は、鼻歌交じりでポポロ・コーポへと戻っていた。
定時退勤。
なんと甘美で、どこまでも澄み渡った響きだろう。
前世の総合商社時代なら、この時間帯は「定時を過ぎてからが本番」とばかりに理不尽な追加タスクが降ってきたり、上司の機嫌取りのための強制飲み会へ連行されていた地獄の時間だ。それが今や、夕焼けに染まるあぜ道を歩き、大浴場の煙突から立ち上る白い煙を眺めながら帰宅できるのだから、人生捨てたものではない。
「ふぅ……極楽、極楽」
大浴場で手足を伸ばし、フィンランド式サウナ小屋でたっぷりと熱気とアロマを浴びる。
水風呂で火照った身体をキュッと引き締め、外気浴ベンチで夜風を浴びれば、前世から抱えていた社畜の濁った血潮がサラサラの清流へと生まれ変わっていくようだった。
管理人室へ戻り、小さなちゃぶ台に晩酌のセッティングを整える。
今夜の酒は、ニャングルが「村を救ってくれた大恩人への特別配当や!」と届けてくれた、最高級の芋蒸留酒『イモッカ・ブラックラベル』。
つまみには、薄切りにした肉椎茸を卓上コンロで軽く炙り、塩とネギカリバーを散らしただけのシンプルな網焼き。
氷を入れたグラスに黄金色の液体を注ぎ、炭酸水で割る。
シュワシュワと心地よい泡の音を聞きながら、青箱のハード煙草に火をつけた。
一口飲めば、芋の芳醇な甘みと力強いキレが五臓六腑を駆け抜け、思わず喉から深い吐息が漏れた。
「……美味い。この一杯のために生きてるな」
完璧な夜だった。
だが、世の中というものは、四十男が「完璧だ」と油断した瞬間に、必ず背後から全力のドロップキックを叩き込んでくるようにできている。
ウゥゥゥゥゥンッ! ウゥゥゥゥゥンッ!
カンカンカンカンッ! ジャンジャンジャンッ!
突如として、村の全域に設置された防空サイレンと半鐘が、耳をつんざくような超高音で一斉に鳴り響いた。
グラスの氷がカランと音を立てて激しく揺れる。
続いて、広場の拡声魔導具から、ケンタウロス団長マンミアの悲痛極まりない叫び声が流れてきた。
『緊急村内警報! 緊急警戒コード・フルムーン発令! 全村民は直ちに地下核シェルターおよび自警団防空壕へ避難してください! 繰り返します、今夜は満月です! すでに東の空に真円の月が昇り始めました! 猶予はありません、直ちに退避を――きゃああああっ!?』
ブツンッ、と通信が途絶えた。
俺は眉根を寄せ、障子を開けて窓の外を見上げた。
そこには、東の山並みから顔を出した、信じられないほど巨大で眩い「真円の満月」が、冷たい白銀の光を大地へ注ぎ込んでいた。
(満月の警報……? 狼男のフェンリルが暴れるのか?)
そう思った瞬間、管理人室の引き戸がドォンッ!と音を立てて開いた。
飛び込んできたのは、漆黒の燕尾服を乱れ一つなく着こなした人狼執事、リバロンだった。
いつもは冷徹そのものの表情を崩さない長身の獣人が、額にびっしりと冷や汗を浮かべ、手にした銀時計をギリギリと握り潰さんばかりに震わせている。
「佐伯殿ッ! ご無事ですか!?」
「リバロンさん? 一体どうしたんです、サイレンなんぞ鳴り響かせて。フェンリル君が月を見て暴れてるなら、丸めた新聞紙で叩いてきますが」
「違います、フェンリルなどただの駄犬です! 問題は……我が主、キャルル様ですッ!!」
「……キャルル村長が?」
あの、普段はおっとりとしていて、心音を聞いては「健太さんの波形、優しくて大好き♡」などと甘えてくる、愛らしいウサギ耳の少女の顔が脳裏に浮かんだ。
リバロンは苦渋に満ちた声で、信じがたい生態を吐き出した。
「月兎族の真の力は、満月の夜にこそ覚醒します。普段は常識的な理性のタガで抑え込まれている戦闘力と神聖治癒魔力が、満月の光を浴びた瞬間、完全にリミッターを吹き飛ばして暴走するのです……! その出力、推定一万馬力オーバー! 全身の血液が沸騰し、思考は完全に『熱血・猪突猛進・命の過剰燃焼』へと切り替わり、音速の巡航ミサイルと化して目につくもの全てに突撃する……! 過去四十二代の歴代村長たちも、満月の夜だけは地下牢に鎖で縛り付けてやり過ごしてきたのですが……今夜は昼間の査察官撃退で気が緩み、施錠が間に合いませんでした……ッ!」
「……おいおい、ウサギってそんなバイオハザードみたいな生態だったのか」
前世のペットショップで丸まってモシャモシャと草を食んでいたミニウサギの姿と、一万馬力の音速巡航ミサイルという単語が、俺の脳内で全く噛み合わない。
だが、疑う暇など一秒も与えられなかった。
ドォォォォォォォォォォンッッッッ!!!!
村の中心部、村長公邸の屋根が天高く吹き飛ぶ轟音が響いた。
直後、夜空を切り裂く凄まじい衝撃波とともに、純白の閃光が立ち上った。
『アハハハハハハハハッッッッ!! 月が! 月が綺麗だよぉぉぉぉッ!! 全身の細胞がバチバチ弾けてるぅぅ! 命が! 命が猛烈に燃えてるぅぅぅううッッッ!!』
夜空に轟くのは、鈴を転がすような美少女の声――のはずだが、その音圧は大口径カノン砲の直撃音に等しかった。
見上げれば、頭上にピンと真っ直ぐ突っ立ったウサギ耳からバチバチと赤白い超高圧プラズマを撒き散らし、両目に爛々たる紅蓮の闘気を宿したキャルルが、空中に仁王立ちしていた。
背後には、マッハの速度で大気を圧縮した白銀の衝撃波コーンが展開されている。
「キャルル様ぁぁぁッ! お待ちください、正気をお戻しください!」
地上からリバロンが叫ぶが、マッハ1を超えた少女の耳に届くはずもない。
キャルルは満月を見上げ、獰猛なまでの笑顔を輝かせた。
『滾る……滾るよぉぉ! 世界中に苦しんでいる人たちの、弱々しい心音が聞こえる! 待っててねみんな、私が今すぐ、その命の火を最大出力で燃え上がらせてあげるからねぇぇぇッ!! 全速前進、カチコミじゃあぁぁぁぁッッ!!』
ズドォォォォォォォォンッッッッ!!!!
大気が爆発した。
キャルルは一瞬で白銀の光条と化し、音速の壁を軽々と突破して街道の彼方――近隣の大都市『ルナリア』の方向へと弾丸のように射出されていった。
「あ、あああっ……行ってしまわれた……! あの方角は……ルナリア帝国総合病院と、その先にある三大国の国境駐留要塞軍基地ですッ!!」
リバロンが絶望に顔を歪めて叫んだ。
俺は作業着の胸ポケットから、天界指定の強精神性胃腸薬『ストマック・オメガ錠』を取り出し、三粒を一気に噛み砕いた。
ガリボリと苦い薬効が広がる。
「……リバロンさん。病院と要塞へ行って、一体何をやらかす気なんだあの子は」
「文字通りの『熱血全回復カチコミ』です……! あの神聖治癒魔力で、病院の患者という患者の病魔を力任せに殴り倒し、要塞の兵士たちの古傷を片っ端から完全治癒して回るのです……! ただし、その過程で建物の壁や防壁をすべて紙屑のように突き破りながら……ッ!」
「……迷惑極まりないな」
善意と狂気が音速で合体した最悪の天災である。
前世でもいた。
徹夜明けのハイテンションで「よっしゃあ! 他部署の溜まった書類も全部俺が片付けてやるぜ!」と叫んで突入し、他人のデスクを荒らしまくって余計な大混乱を巻き起こしていた営業部の体育会系若手エースが。
「追うぞ、リバロンさん。村長が他所の街で器物損壊の前科をつけたら、村の信用がガタ落ちだ。現場の泥は、管理人が責任持って回収する」
「佐伯殿……! し、しかし相手はマッハ1ですよ!? 追いつく手立てなど――」
「タローマンで買った現場用ダッシュボードがある。イグニス! マンミアさん! 装甲牽引車を出せ!」
*
その頃、ポポロ村から西へ二十キロ離れた、ルナミス帝国屈指の大都市ルナリア。
夜の静寂に包まれていた『ルナリア帝国第一総合病院』に、それは突然、音もなく――いや、音速の轟音を置き去りにして降臨した。
ドガァァァァァァァァンッッッッ!!!!
病院正面の頑丈な強化ガラス扉と受付カウンターが、飴細工のように吹き飛んだ。
深夜勤務の当直医と看護師たちが悲鳴を上げて腰を抜かす中、もうもうと立ち込める粉塵を切り裂いて現れたのは、真っ赤な闘気のオーラを噴き上げるウサギ耳の美少女だった。
『夜間救急外来、開いてるぅぅぅ!? 聞こえる、聞こえるよぉ! 三階の入院病棟から、苦しそうな心音が山ほど聞こえるぅぅぅッ!!』
「ひ、ヒィィッ!? な、何者だテロリストか!? 警備兵、警備兵を――」
『問答無用! 元気があれば何でも治せるッ!! いくよぉぉぉ、超神聖全回復メガトン波動拳ッッ!!』
バァァァァァァァァァンッッッッ!!!!
キャルルが床をドンッと踏み抜いた瞬間、病院全体が眩い白銀の光に包まれた。
配管は破裂し、天井の蛍光魔導管は粉々に砕け散り、カルテの羊皮紙が嵐のように舞い上がる。
だが、その破壊の余波とともに解き放たれたのは、神界の奇跡すら生ぬるい『絶対治癒の奔流』だった。
一階のICU(集中治療室)で人工呼吸魔導器に繋がれていた重症患者が、ガバッと跳ね起きた。
「……あれ? 俺の心筋梗塞は……? ていうか、十年前から痛かった四十肩まで治ってる!?」
二階の整形外科病棟で、全身複雑骨折でギプスに巻かれていた騎士が、バリバリと石膏を自力で引き裂いて飛び降りた。
「折れた骨が……瞬時にくっついた!? どころか、筋密度が全盛期の二倍に跳ね上がっているぞォォッ!?」
三階の隔離病棟で、不治の難病に侵されて余命三日と宣告されていた大富豪の老人が、ベッドの上で軽快なタップダンスを踊り始めた。
「フォオオオオオッ!! 肺が軽い! 血管がピチピチじゃ! 今すぐ帝都のマラソン大会にエントリーしてくるわい!!」
わずか三十秒。
入院病棟のベッドというベッドから患者が全員飛び出し、歓喜の雄叫びを上げながら全速力で夜の街へと脱走していった。
病床稼働率、一瞬にしてゼロパーセント。
瓦礫の山となったナースステーションで、白衣をボロボロにした病院長が、空っぽになった入院患者名簿を抱きしめて膝から崩れ落ちた。
「お、終わった……。患者が……患者が一人もいなくなってしまった……。明日からの入院費の請求先がゼロ……! 当院は……我が病院は、完全回復によって経営破綻だぁぁぁぁッッ!!」
病院長の絶望の叫びを背に、キャルルは満足そうにウサギ耳を揺らした。
『みんな元気になったね! よし、次ぃぃぃッ! 国境の砦から、歴戦の兵士たちの血生臭い古傷の悲鳴が聞こえる! 待っててね筋肉モリモリのお兄さんたち、まとめて骨の髄までオーバーヒールしてあげるからねぇぇぇッ!!』
ズババババババッッッ!
キャルルは病院の壁を突き破り、再びマッハ1の衝撃波を撒き散らしながら、国境駐留要塞へと向かって弾道ミサイルのように飛び去っていった。
*
さらに十キロ先、三大国の国境を守る『鉄壁のゴルゴン要塞』。
ルナミス帝国軍、獣人王国軍、魔皇国軍の混成守備隊が駐留するその要塞要衝に、突如として白銀の彗星が直撃した。
ドズゥゥゥゥゥゥゥンッッッッ!!!!
厚さ三メートルの対魔装甲外壁が、紙風船のように破裂した。
詰め所にいた百名以上の武装兵たちが「て、敵襲ぅぅぅッ!?」と武器を構えた瞬間、ピンク色のツインテールのような白銀のオーラを纏った少女が、笑顔で突進してきた。
『こんばんはーッ! 健康診断の時間だよぉぉぉッ!!』
カチコミだった。
右ストレートが帝国の重装歩兵の腹にめり込む。
ドガッ!と吹っ飛んだ兵士は、壁に激突しながら叫んだ。
「ぐあっ……!? あ、あれ? 十年前の戦争で千切れたままだった右腕の腱が、完全に繋がって完治したぁぁ!?」
飛び蹴りが獣人部隊長の顎を捉える。
バキィッ!と吹き飛んだ巨漢の虎獣人が、目を丸くして立ち上がった。
「がはっ……!? な、なんじゃこりゃあ! 肺にこびりついていた不治の毒素が、痰と一緒に全部吐き出されて完治しとる!?」
回し蹴り、掌底、ドロップキック。
キャルルが一撃叩き込むたびに、兵士たちの古傷、内臓疾患、痛風、腰痛、偏頭痛が、物理的な激痛とともに根こそぎ完全消滅していく。
兵舎の建物は柱をへし折られて半壊し、駐屯地のグラウンドはクレーターだらけの更地と化したが、転がっている兵士たちは全員、生まれたての赤ん坊のようにツヤツヤの筋肉を取り戻していた。
『ふぅ……! み〜んなピカピカの健康体だね! 命が燃えてるよぉぉッ! ……あ、大変! もうすぐ満月が沈んじゃう! 早く村に帰らなきゃ、健太さんのぬるいお茶が恋しいよぉぉぉッ!!』
キャルルは踵を返し、再びマッハ1のフル加速で夜空へと飛び上がった。
目指すは、愛しのポポロ村。
その直進コースの真正面には――木造三階建てアパート『ポポロ・コーポ』が、ぽつんと建っていた。
*
「……来やがったな」
ポポロ・コーポの前、砂利の敷かれた前庭。
深夜三時半。
くたびれた作業着に身を包んだ俺は、愛用の便所スリッパを左手に、右手にインク内蔵式の三文判を構え、一人静かに立っていた。
背後では、追いついてきたリバロンとマンミアが、青ざめた顔で絶叫している。
「佐伯殿、逃げてくださいッ! 直進コースです! あの速度のキャルル様が直撃すれば、ポポロ・コーポごと山が一つ消し飛びますッ!!」
「避難してください佐伯さん! 私の背中に乗って早くッ!!」
「逃げるわけにいかんだろ。俺はここの管理人だぞ。丹精込めて掃除したアパートを、ミサイル一発で更地にされてたまるか」
俺は青箱のタバコを地面に落とし、靴底でキュッと踏み消した。
地平線の彼方から、大気を引き裂く白銀の火の玉が迫ってくる。
速度、マッハ1。
突進してくるキャルルの満面の笑顔が見える。
『健太さぁぁぁぁぁん!! ただいまぁぁぁぁぁッッ!!』
音速の抱擁。
普通なら接触した瞬間に、俺の肉体は分子レベルで四散して消滅する。
だが――俺の足元から、淡い白銀の幾何学模様が、中庭全域を包み込むように一気に展開した。
――ユニークスキル『管理人権限』最大解放。
――対象建造物:集合住宅ポポロ・コーポ敷地全域。
――管理規約第4条:『敷地内での時速二十キロを超える暴走行為の全面禁止』。
――【敷地内絶対速度制限&超衝撃吸収緩衝マット(ハウス・ルール)】を適用します。
カチリッ、と空間が凍りつくような音が響いた。
直後――激突の瞬間。
フシュウゥゥゥゥッ……。
轟音も、衝撃波も、地響きも起きなかった。
敷地の境界線を跨いだ瞬間、マッハ1を誇っていたキャルルの超音速運動エネルギーは、まるで巨大なマシュマロの海に飛び込んだかのように、無音のまま綺麗にゼロへと減衰された。
ふわりと舞い散る風。
勢いを失ったキャルルの小さな身体が、ことんと俺の腕の中へ倒れ込んできた。
「っと……。おかえり、キャルル村長。夜間のスピード違反だぞ」
俺はすんなりと少女の華奢な身体を抱き止めた。
ちょうど西の空へと満月が沈み、朝焼けの気配が東の空を紫に染め始めている。
リミッターが戻ったキャルルのウサギ耳が、力なくパタリと垂れ下がった。
「ふぇ……? あ、れ……? けん、た……さん……? わたし……また、やっちゃった……?」
トクン……トクン……と、俺の胸元から伝わる一定で穏やかな心音を聞きながら、キャルルの瞳からスッと狂気の赤が抜け、いつもの澄んだ琥珀色の瞳に戻っていく。
そして、自分がやらかした夜通しの破壊劇の記憶が蘇ったのか、みるみるうちに顔面を蒼白に染めていった。
「う……うわぁぁぁん……! ごめんなさぁぁい……! 病院を壊しちゃったぁ……要塞を更地にしちゃったよぉぉ……ッ!!」
俺の作業着の胸元をぎゅっと掴み、子供のようにしゃくりあげて泣きじゃくる村長。
俺は深くため息をつきつつ、用意しておいた分厚い綿入りの毛布を広げ、震える彼女の身体をすっぽりと包み込んでやった。
「よしよし、泣くな。怪我人が出なかった……というか、全員健康体になったんだから、最悪の事態は免れたさ。……あとは大人の仕事だ」
俺はキャルルを横抱きにし、管理人室の畳の上へと運んで寝かせた。
枕元に、タローマートのハチミツをひとさじ垂らした温かい白湯を置いてやる。
障子を閉めて廊下へ出ると、呆然と立ち尽くしていたリバロンが、震える足で歩み寄ってきた。
「マッハ1の直撃を……無傷で抱き止めて寝かしつけるなど……。佐伯殿、貴方は本当に……何者なのですか……」
「ただの管理人ですよ。……それよりリバロンさん、時計を見なさい。もうすぐ午前四時だ」
俺は作業着の袖をまくり上げ、鋭く目を細めた。
「病院と要塞から、夜が明けたら確実に天文学的な損害賠償請求書が届くぞ。……村役場の総務デスクへ行くぞ。超速で『相殺示談書』を組み上げる。俺たちの戦いは、ここからが本番だ」
朝焼けの光の中、俺とリバロンは、未曾有の示談交渉へ向けて歩き出した。
読んでいただきありがとうございます。
面白いと思っていただけましたら、★評価やブックマークで応援していただけると励みになります。




