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Side勇者 vol2

勇者パーティーが大きく動き出す…

「おい、あいつら臨時の冒険者をダンジョンに置き去りにしたらしいぞ」

「でも、あくまで噂でしょう?勇者パーティーがそんな事するかな…」

「とにかく、あいつらは要注意だ」


ギルドの至る所で噂されてる、とても気分が悪い。


「おいアリア、ちょっとあいつらの所行って訂正してこい」

「いやよ、私が非難されるのは御免だわ」

「なら、誤解されたままでもいいのか?」

「誤解じゃなくて、事実じゃない」


なんか、アリアが妙に素っ気ない。これはもしかして…


「おい、お前パーティーを抜けるつもりじゃないだろうな」

「ああ、気づいたの。正直もうここにいる意味ないかなって」

「おい待てよ!勇者パーティーだぞ!この国最強なんだぞ」

「その最強パーティーが、低級ダンジョンから逃げ帰ってきた訳だけど」

「うぐっ、それは、ちょっと調子が悪かっただけで…」

「結局、クレハの回復に頼って殴ってるだけか。勇者に目覚めただけの弱い男だった」

「お前、そんな打算で行動してたのか」

「もちろんよ、強くて一緒にいるとお金が稼げるから一緒にいたのよ?というかアンタ私の胸見過ぎ。もうパーティーメンバーでも何でもないんだから、ヤラシイ目で見ないでよ」

「お、おい待て…」


そう言って、ギルドから出て行ってしまう。


「ま、まあ、俺は勇者だ!か弱い仲間背負って冒険する必要ない!」


そう、俺は勇者だ。国中から期待されてる男なんだ。可愛いメンバーなんていくらでも手に入る!


ハヤトはまだ気づかない。そもそもの選択が間違っていることに…


**********

見切りをつけて正解だった。あの男、心底気持ち悪い。


「さて、これからどうしようかな…」


私の職業は剣士。ちょっと良い顔してればすぐにメンバーは見つかると思うけど…


「せっかくだし、クレハを連れ戻そうかな」


あの女、一緒にいると私の魅力が霞むほどの美貌を持ちながら、色恋の話は一切聞かない。


正直嫌いだけど、私の近接戦の強さとあの回復が合わされば、もう無敵でしょ。


「そうと決まったら、早速探さなきゃね。すいませーん、『聖女』のクレハさんって知りませんか?」

「あれ?アリアちゃんじゃん。クレハさんならさっきダンジョンに潜ってたよ」

「ありがと♡」


ふふふ、男なんてチョロいんだから。

お疲れ様です。

是非、是非!ブクマと評価お願いします!


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