最悪の再開
過労死が伸び悩んでる(飽きられた説)
「なあ、クレハを知らないか?」
「さっき、シルフとダンジョンにむ潜っていったよ」
「…シルフと?」
そう言えば、あいつやたらとシルフに構っていたような気が…
「なるほど、そういうことか…」
要は、シルフはクレハに養ってもらっている状態というわけだ。
「なら、シルフも入れてやると言えば簡単だな」
正直アリアは許せないが、国からの支援はとても大きい。毎晩のように俺が豪遊
できるのも支援のお陰だ。
「ここで待ってるか…」
**********
「あれ?あれって…」
ダンジョンから帰ってくると、見知った顔があった。ただ、あまり会いたくない
な…
「おう、シルフ。久しぶりだな」
「そ、そうだね」
「お前にいい知らせがある。お前とクレハとアリア、勇者パーティーに戻してやるぞ!」
「え?」
今更何を言っているんだろうか。正直追放された時は悔しかったけど、今は未練
も晴れてそこそこ楽しくやっている。別にどうしても勇者パーティーに戻りたい
わけではない。
「うーん、僕は正直どっちでもいいかな。クレハさんとかが戻りたいなら…」
「は?どっちでもいい?この俺が、お前を戻してやろうと言ってるんだ」
「私はシルフ君が戻るなら一緒についていきますけど」
「私もそんな感じ…」
なんか、皆積極的に戻りたいとは思ってないらしい。なんでだ?俺には全く理解
出来なかった。自分から抜けていったアリアとクレハはともかく、シルフが戻り
たがらないのはなんでだ?普通勇者パーティーに戻っていいと言われたら泣きな
がら喜ぶと思うんだが。
「なあ、勇者パーティーだぞ?国からの支援を受けられるんだぞ?」
「別にお金には困ってないし」
「お金に余裕が出来たら、豪遊も自由自在だぞ?」
「そもそも、支援金の個人的利用ってダメだった気がするんだけど…」
「ハヤト、正直今の勇者パーティーに戻りたいとは思いません。シルフ君のバフを失ったあなたの実力なんて、アリアを見れば分かりきってるわ」
「は?何を言ってるんだ、俺は支援魔法なんて無くても問題ないぞ?」
「なら、なんでこんなに執拗に誘ってくるのよ?それに、私がそうだったように勇者パーティーの実力はシルフありきだわ。改めて実感した」
「(最近、アリアの僕に対する評価が良くなってきて…る?)」
「俺はお前みたいな無能とは違うんだよ!」
「どのみち、この関係性じゃまともにパーティーメンバーとしてやっていけません。お引取りください」
「なっ」
そのまま、何も言い返すこと無く俺はギルドを後にしてしまった。
**********
「どうしよう…」
あいつの言うことを認めるわけにはいかない。それに、アリアの様子がおかし
い。金づるとして使ってるだけかと思ったが、かなり肩入れしているようだ。
「ギルドへの報告、どうしようかな」
適当な言い訳を考えつつ、帰路へつくのだった。
お疲れ様です。
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