Case 119「乙ノ峯に行こう!(前編)」
まりあ「お兄ちゃん、お母さんのおうちまで後もう少しだからね!?」
未青「うん…!」
学校が夏休みに入ってしばらくが経った。そんなボクはセンセイ・シャピアさん・まりあ・レプリンと一緒にお母さんの今住んでいる家に遊びに行く途中だ。
舞嗣遠から乙ノ峯までは寝台特急で16時間。さらに乙ノ峯駅からお母さんの家までは車で50分くらいかかるのだが、その車の中でボクは尿意を催してしまい、今にも決壊しそうな状態だ。パンツもチビったおしっこですっかりぐしょぐしょだ。
フレイン「未青くん、お母さんの家見えたよ!」
未青「分かった…!」
(出ちゃう… 出ちゃう…!)
車の窓から和風な見た目の家が見える。広い庭にはお母さんがいるのが分かる。車はその隣の駐車場に入り、ボクたちは車を降りた。
未青「お母さん久しぶりー!」
緋音「久しぶりね未青。トイレ行きたいんでしょ?すぐに案内するから。」
未青「うん… う… ああっ…!あっ…!あああああああ…!」
(ジュウウ… ジュウ… ジュウウウウウウウウウウー…!)
お母さんについてトイレに行こうとしたその瞬間。耐えられないくらいの膀胱の痛みが体を走り、ボクはとうとうお母さんの目の前でおしっこを漏らしてしまった。
緋音「未青…(苦笑)」
未青「えへへ…(苦笑)」
まりあ「お兄ちゃんおもらしした〜(笑)」
パンツとショートパンツがすっかりぐしょぐしょのボク。ショートパンツは女ものだが、お母さんの目の前でおもらしをしてしまったことに、ボクはちょっぴり懐かしさすら感じていた。
緋音「未青。着替えましょ。(苦笑)未青が来てもいいように、未青の服もいっぱい用意してあるから。」
未青「ありがとうお母さん…(苦笑)」
ボクはお母さんに案内されるまま、家に入り手洗いうがいを済ませた後、服を脱いでシャワーを浴びる。
シャワーを浴びている最中、お母さんとこんな会話をした。
緋音「お母さん懐かしいわ。こうやっておもらしした未青の服を洗濯するのって。いつぶりかしら(笑)」
未青「ボクが死… この世界に行く何日か前まであったような覚えがあるよ。前の世界ではほぼ毎日やってくれてたよね(苦笑)ありがとう(苦笑)」
緋音「どういたしまして。」
その後しばらくしてシャワーから出たボク。
未青「お母さん。ボクがスカート履きたいってどうして分かったの?」
緋音「お母さんだもん未青のことなんだからそれくらい簡単に分かるわよ(笑)」
未青「ありがとう…(笑)」
お母さんは夏っぽいイメージのチェックの青いスカートを用意してくれた。しかも黒いスパッツも一緒に。ボクがスカートを履くのが(のも)好きなことはお母さんに再会した時に教えているが、ちょっと嬉しいがびっくりもする。
緋音「ささ、早くみんなのところに行きましょう。居間で待ってるよ。」
未青「うん!」
お母さんに居間に案内されるボク。畳が敷かれていて「これぞ和風」と言える感じの居間では、センセイたちが待っていた。
まりあ「あーお兄ちゃん可愛い〜(笑)このスカート初めてみるけど、お兄ちゃんのママが用意してくれたの?」
未青「うん!」
まりあ「わあ〜ありがとうお兄ちゃんのママ!」
緋音「まりあちゃんどういたしまして。(笑)」
フレイン「やっぱりこっちの未青くんの方が落ち着くわ。」
未青「えへへ。結局男ものの私服なんてもう3ヶ月以上着てないなあ…(苦笑)」
緋音「あらあらそんななの?(笑)」
乙ノ峯ではなんと平日の午前10時過ぎというこの時間に地上波でアニメの再放送をやっているので、みんなそれを見ていた。
未青「え?この時間にアニメの再放送やってるんだ!」
スマホでテレビ局のホームページを見たところ、夏休みの特別番組という訳ではなくいつもそうだという。
緋音「そうなのよ。未青が前好きだったアニメもよく今くらいの時間に再放送してるのよ。懐かしいって思いながら私も見てたわ。」
未青「そうなんだ。いいな~乙ノ峯の人たち。」
レプリン「キュン!キュン!」
シャピアフェ「レプリンもびっくりしてるのかしらね。舞嗣遠でこの時間にアニメの再放送なんて年末年始かお盆休みの時くらいしかないから。」
再放送のアニメを見終わってからは、みんなで昼ご飯を食べに外に出る。日本で言うところの北海道の名寄くらいの緯度の高さにある乙ノ峯。それだからか舞嗣遠よりも涼しく感じる。
未青「―大して汗もかかないね。」
シャピアフェ「過ごしやすいですね。」
和葉「そうですよね。夏でも気温が33℃超えることもあまりないんです。」
まりあ「良いところだね乙ノ峯。大きくなったら住もうかな。」
緋音「その時はいらっしゃいまりあちゃん。でも、冬は雪が凄く積もるわよ?(笑)」
着いた店はお蕎麦屋さん。ボクはざるそばを選んだ。乙ノ峯は蕎麦が名物であることは調べたので知っているが、名物であることに違わずとても美味しい。
緋音「―未青って舞嗣遠のお蕎麦屋さんには行ったことある?」
未青「ないなあ… ボクが行くようなところにお蕎麦屋さんないから…。」
緋音「あらあらそうなの(笑)」
未青「学校の学食で何度か食べたことあるくらいかな。」
フレイン「でも外食の経験も積んでおかなきゃね。就職したんだから、会社の人とご飯食べに行くこともあるんだろうから。」
未青「そうだね。」
まりあ「いつか私と一緒にどこか食べに行こうよ。お兄ちゃん。あ、そうだ!お兄ちゃんのお友達とも一緒にご飯食べに行きたいな。」
未青「コトレフちゃんはこの間内定決めたけど、ネルルとカロルはまだ就活中だからなあ…」
フレイン「だったら、未青くんのお友達3人みんなの将来が決まったら、私たちみんなで食事しに行かない?」
未青「いいけどフルメンバーだと10人弱になるよ。どっか予約しないとね(苦笑)」
食事を終えた後はそこから歩いて20分くらいのところにあるアニメグッズショップに立ち寄りそこでぬいぐるみをいくつか買った。まりあの一番欲しいものがあったようでまりあは一番喜んでいた。
家に帰るボクたち。しかしそのアニメグッズショップから家までは歩いて30分以上かかる。バスの本数も少なくレンタサイクルやレンタルカーペットも近くにはないため、歩いて帰ることになった。
未青「センセイ… お母さん… 家まで後どれくらい?」
緋音「あと15分くらいだけど、どうしたの?トイレ?」
未青「うん… 急に漏れそうになった…」
緋音「あらあら。近くにコンビニとかあったかしら。」
しかし涼しい気候にミニスカートな上に近くにコンビニや公衆トイレもなかったため、ボクの膀胱が力尽きるまでにそう時間はかからなかった。
未青「ああっ…!あっ!あああああああああ…」
(ジュウウウウウウウウウウウ…)
未青「センセイ… お母さん…」
緋音「あらら(苦笑)」
未青「おもらししちゃった…」
緋音「未青の脚にとってはちょっぴり寒いのかしら?大丈夫よ。お母さんも転生してから何回か、帰る最中にやっちゃったことあるから。」
未青「そうなの?お母さん。」
緋音「うん…(苦笑)」
幸いスカートは無事だったため、迷彩魔法をかけられた後お母さんの家から替えのスパッツとパンツを転送魔法で転送し、履き替えた。
フレイン「こらまりあちゃん。未青くんが履いてたスパッツ見ようとしないの。」
まりあ「ちぇっ。お兄ちゃんのおもらしスパッツ見たかったのに。」
未青「まりあやめてよ恥ずかしい~。」
8月ということで、涼しいとはいえ夏なので歩けば汗はかくものだ。ボクたちは家にかえあ「お兄ちゃん、お母さんのおうちまで後もう少しだからね!?」
未青「うん…!」
学校が夏休みに入ってしばらくが経った。そんなボクはセンセイ・シャピアさん・まりあ・レプリンと一緒にお母さんの今住んでいる家に遊びに行く途中だ。
舞嗣遠から乙ノ峯までは寝台特急で16時間。さらに乙ノ峯駅からお母さんの家までは車で50分くらいかかるのだが、その車の中でボクは尿意を催してしまい、今にも決壊しそうな状態だ。パンツもチビったおしっこですっかりぐしょぐしょだ。
フレイン「未青くん、お母さんの家見えたよ!」
未青「分かった…!」
(出ちゃう… 出ちゃう…!)
車の窓から和風な見た目の家が見える。広い庭にはお母さんがいるのが分かる。車はその隣の駐車場に入り、ボクたちは車を降りた。
未青「お母さん久しぶりー!」
緋音「久しぶりね未青。トイレ行きたいんでしょ?すぐに案内するから。」
未青「うん… う… ああっ…!あっ…!あああああああ…!」
(ジュウウ… ジュウ… ジュウウウウウウウウウウー…!)
お母さんについてトイレに行こうとしたその瞬間。耐えられないくらいの膀胱の痛みが体を走り、ボクはとうとうお母さんの目の前でおしっこを漏らしてしまった。
緋音「未青…(苦笑)」
未青「えへへ…(苦笑)」
まりあ「お兄ちゃんおもらしした〜(笑)」
パンツとショートパンツがすっかりぐしょぐしょのボク。ショートパンツは女ものだが、お母さんの目の前でおもらしをしてしまったことに、ボクはちょっぴり懐かしさすら感じていた。
緋音「未青。着替えましょ。(苦笑)未青が来てもいいように、未青の服もいっぱい用意してあるから。」
未青「ありがとうお母さん…(苦笑)」
ボクはお母さんに案内されるまま、家に入り手洗いうがいを済ませた後、服を脱いでシャワーを浴びる。
シャワーを浴びている最中、お母さんとこんな会話をした。
緋音「お母さん懐かしいわ。こうやっておもらしした未青の服を洗濯するのって。いつぶりかしら(笑)」
未青「ボクが死… この世界に行く何日か前まであったような覚えがあるよ。前の世界ではほぼ毎日やってくれてたよね(苦笑)ありがとう(苦笑)」
緋音「どういたしまして。」
その後しばらくしてシャワーから出たボク。
未青「お母さん。ボクがスカート履きたいってどうして分かったの?」
緋音「お母さんだもん未青のことなんだからそれくらい簡単に分かるわよ(笑)」
未青「ありがとう…(笑)」
お母さんは夏っぽいイメージのチェックの青いスカートを用意してくれた。しかも黒いスパッツも一緒に。ボクがスカートを履くのが(のも)好きなことはお母さんに再会した時に教えているが、ちょっと嬉しいがびっくりもする。
緋音「ささ、早くみんなのところに行きましょう。居間で待ってるよ。」
未青「うん!」
お母さんに居間に案内されるボク。畳が敷かれていて「これぞ和風」と言える感じの居間では、センセイたちが待っていた。
まりあ「あーお兄ちゃん可愛い〜(笑)このスカート初めてみるけど、お兄ちゃんのママが用意してくれたの?」
未青「うん!」
まりあ「わあ〜ありがとうお兄ちゃんのママ!」
緋音「まりあちゃんどういたしまして。(笑)」
フレイン「やっぱりこっちの未青くんの方が落ち着くわ。」
未青「えへへ。結局男ものの私服なんてもう3ヶ月以上着てないなあ…(苦笑)」
緋音「あらあらそんななの?(笑)」
乙ノ峯ではなんと平日の午前10時過ぎというこの時間に地上波でアニメの再放送をやっているので、みんなそれを見ていた。
未青「え?この時間にアニメの再放送やってるんだ!」
スマホでテレビ局のホームページを見たところ、夏休みの特別番組という訳ではなくいつもそうだという。
緋音「そうなのよ。未青が前好きだったアニメもよく今くらいの時間に再放送してるのよ。懐かしいって思いながら私も見てたわ。」
未青「そうなんだ。いいな~乙ノ峯の人たち。」
レプリン「キュン!キュン!」
シャピアフェ「レプリンもびっくりしてるのかしらね。舞嗣遠でこの時間にアニメの再放送なんて年末年始かお盆休みの時くらいしかないから。」
再放送のアニメを見終わってからは、みんなで昼ご飯を食べに外に出る。日本で言うところの北海道の名寄くらいの緯度の高さにある乙ノ峯。それだからか舞嗣遠よりも涼しく感じる。
未青「―大して汗もかかないね。」
シャピアフェ「過ごしやすいですね。」
和葉「そうですよね。夏でも気温が33℃超えることもあまりないんです。」
まりあ「良いところだね乙ノ峯。大きくなったら住もうかな。」
緋音「その時はいらっしゃいまりあちゃん。でも、冬は雪が凄く積もるわよ?(笑)」
着いた店はお蕎麦屋さん。ボクはざるそばを選んだ。乙ノ峯は蕎麦が名物であることは調べたので知っているが、名物であることに違わずとても美味しい。
緋音「―未青って舞嗣遠のお蕎麦屋さんには行ったことある?」
未青「ないなあ… ボクが行くようなところにお蕎麦屋さんないから…。」
緋音「あらあらそうなの(笑)」
未青「学校の学食で何度か食べたことあるくらいかな。」
フレイン「でも外食の経験も積んでおかなきゃね。就職したんだから、会社の人とご飯食べに行くこともあるんだろうから。」
未青「そうだね。」
まりあ「いつか私と一緒にどこか食べに行こうよ。お兄ちゃん。あ、そうだ!お兄ちゃんのお友達とも一緒にご飯食べに行きたいな。」
未青「コトレフちゃんはこの間内定決めたけど、ネルルとカロルはまだ就活中だからなあ…」
フレイン「だったら、未青くんのお友達3人みんなの将来が決まったら、私たちみんなで食事しに行かない?」
未青「いいけどフルメンバーだと10人弱になるよ。どっか予約しないとね(苦笑)」
食事を終えた後はそこから歩いて20分くらいのところにあるアニメグッズショップに立ち寄りそこでぬいぐるみをいくつか買った。まりあの一番欲しいものがあったようでまりあは一番喜んでいた。
家に帰るボクたち。しかしそのアニメグッズショップから家までは歩いて30分以上かかる。バスの本数も少なくレンタサイクルやレンタルカーペットも近くにはないため、歩いて帰ることになった。
未青「センセイ… お母さん… 家まで後どれくらい?」
緋音「あと15分くらいだけど、どうしたの?トイレ?」
未青「うん… 急に漏れそうになった…」
緋音「あらあら。近くにコンビニとかあったかしら。」
しかし涼しい気候にミニスカートな上に近くにコンビニや公衆トイレもなかったため、ボクの膀胱が力尽きるまでにそう時間はかからなかった。
未青「ああっ…!あっ!あああああああああ…」
(ジュウウウウウウウウウウウ…)
未青「センセイ… お母さん…」
緋音「あらら(苦笑)」
未青「おもらししちゃった…」
緋音「未青の脚にとってはちょっぴり寒いのかしら?大丈夫よ。お母さんも転生してから何回か、帰る最中にやっちゃったことあるから。」
未青「そうなの?お母さん。」
緋音「うん…(苦笑)」
幸いスカートは無事だったため、迷彩魔法をかけられた後お母さんの家から替えのスパッツとパンツを転送魔法で転送し、履き替えた。
フレイン「こらまりあちゃん。未青くんが履いてたスパッツ見ようとしないの。」
まりあ「ちぇっ。お兄ちゃんのおもらしスパッツ見たかったのに。」
未青「まりあやめてよ恥ずかしい~。」
8月ということで、涼しいとはいえ夏なので歩けば汗はかくものだ。ボクたちは家に帰った後シャワーを浴びる。さっきおもらししたからという理由でボクが一番にシャワーを浴びることになった。
未青「なんかごめん…」
シャワーから出た後は縁側でのんびりしたり夕方にやっているアニメを見たり、晩ご飯を食べたりして過ごした。
未青(乙ノ峯、本当にいい街だな。)
乙ノ峯の大きなショッピングモールやお母さんの仕事先に行ったりするのは明日だが、この一日くらいで乙ノ峯がいい街だなとボクは感じていた。
そして夜10時過ぎにボクたちは寝る。
未青「おやすみ。お母さん。」
緋音「おやすみ。未青。」
お母さんと一緒に寝るなんて、もう転生する前だけの期間で考えても久しぶりだ。それだからボクには、一番嬉しかった。
-一口メモ-
アスムール民主国の民放テレビでは、夕方4時台か5時台(地域によっては3時台)はアニメの再放送が主流であることに加え、ゴールデンタイムにもアニメの再放送枠がある。
しかし乙ノ峯には民放テレビ局が3つしかないため、京杜都市圏(首都圏)におけるそういった時間も新作(・準新作)アニメやバラエティーやドラマの遅れ放送に充てられている。それゆえに平日午前中にアニメの再放送枠がある。




