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Case 118「まりあの友達」

ボクがテイキングスイートへの就職を決めた少し後くらいから、まりあは町の児童クラブに通い始めた。

~回想~

まりあ「―友達いっぱいできたよ。この感じ本当に久しぶり!」

~回想終わり~

ということも言っていて、まりあは今まで以上に楽しそうな表情を見せている。


それからさらにしばらくが経ち、6月になってしばらくが経ったある日の日曜日のことだった。ボクがリビングのテレビでアニメの再放送を見ていると…


(ピンポーン)

突然玄関のドアのチャイムが鳴った。

まりあ「はーい。」

まりあが何かを予知していたかのように応対に出た。玄関を開けるまりあ。

まりあ「ジェルカ!待ってたよ!」

ジェルカ「まりあー!来たよー!」

フレイン「あらジェルカちゃん。いらっしゃい。今日はよろしくね。」

ジェルカ「よろしくお願いします。」


「ジェルカちゃん」という色白な女の子が家に入ってきた。

未青「まりあ。この子誰?」

まりあ「あ、ごめんまだ言ってなかったよね。ジェルカ・エルリーちゃん。半人魚族ハーフマーメイドで、私の児童クラブの友達。」

ジェルカ「よろしくお願いします。っていうかまりあ、お兄さんはどこ?」

まりあ「ああ… それなんだけどね…」

まりあは一呼吸置きボクの方を見て、続きを言った。


まりあ「この人が、お兄ちゃんなんだ…」

ジェルカちゃんはボクの方を見て、こう続けた。


ジェルカ「待ってこれで男の子!?すいません、お兄さんおいくつですか?」

未青「17歳だよ。」

ジェルカ「ありがとうございます。めっちゃ可愛いしスカート履いてるの全く違和感ないんだけど!」

まりあ「えへへ… 私も転生した後にお兄ちゃんがスカート履いてるところ見て同じこと思った。」

ジェルカ「やっぱり?」

まりあ「うん(苦笑)なんか、お兄ちゃんがこの世界に転生してきたしばらく後にフレインさんがお兄ちゃんにスカート履いてみないか勧めたら気に入ちゃったみたいで。」

未青「えへへ。前の世界でも女の子に間違えられて服買う時にスカート勧められたこと何度もあったんだ。」

ジェルカ「そうなんですね(笑)」

未青「あ、別にタメでもいいよ。まりあの友達なんだし。」

ジェルカ「じゃあ… 未青…さん?」

未青「未青君… いや、未青"ちゃん"でいいよ。」

ジェルカ「未青"ちゃん"って…(笑)」

未青「バイト先ではそう呼ばれてるからボク(笑)」

まりあ「そうなの(笑)お兄ちゃんバイト先でもスカートの制服着てるんだ。」

ジェルカ「どこでバイトしてるの?」

未青「『カレンデュラ』っていう駅近くのカフェだよ。」

ジェルカ「待って私カレンデュラ知ってるー!家族でよく行ったことあるんだ。」

未青「そうなんだ。じゃあ実は会ったことあるってパターンかな?」

ジェルカ「あるかもあるかも!」

未青「そうだよきっと!

ジェルカ「カレンデュラね、人魚さんや半人魚族ハーフマーメイドの人もよく来るんだ。」

未青「そうなんだ。前に人間術を使えない人魚さんがお店に来たことがあったから想像はつくんだけど、ボクにはその辺見分けつかないなあ…」

ジェルカ「そうだよね。人間術使える人魚さんや私たちみたいな半人魚族ハーフマーメイドって、体のシルエット?な人間と変わらないし。」

未青「そうそう。」


すっかりジェルカちゃんと打ち解けたボク。まりあも含めた3人といろいろおしゃべりする。街のこと、家族のこと、好きなアニメのこととか。

ジェルカ「実は私も『ジェルレ』っていう弟がいるんだけど、未青ちゃんみたいにとっても女の子みたいで可愛くて、しかもスカート履くの。」

未青「そうなんだ。だからジェルカちゃんボクが男ってことを知っても抵抗見せなかったんだ。」

ジェルカ「それもある。それで聞きたいんだけど未青ちゃん。」

未青「なに?」

ジェルカ「未青ちゃんって、スカートの下にスパッツ履いてる?」

未青「履くよ。」

ジェルカ「そうなんだ。実はジェルレ… スカート履くって時も下にスパッツ履かないんだ…(苦笑)」

未青「そうなの?(苦笑)スカートの下に男の子パンツとかいろいろ大丈夫かな…?ボクもそういう感覚?があったからスカート履く時は下にスパッツ履いてるんだけど…」

ジェルカ「私も同じこと考えてた。そうだ未青ちゃん。」

未青「何?」

ジェルカ「ところでなんだけど、せっかくカレンデュラでバイトしてるならさ、コーヒー淹れることってできる?」

未青「ああやったことあるよ。うちにもサイフォンあるし。せっかくだから淹れてあげる。」

ジェルカ「やったぁ!」

まりあ「見てみる?私もこの間見たことあるんだけどとっても上手なんだ。私はまだコーヒー飲めないんだけど…」


実は4月頃からカレンデュラでコーヒーをサイフォンが淹れる仕事もやるようになったボク。ボクはその腕前をジェルカちゃんにも見せてあげた。

ジェルカ「わぁ~めちゃくちゃ上手!」

未青「ありがとうジェルカちゃん。そうだ、ジェルカちゃんはコーヒー飲める?」

ジェルカ「うん飲めるよ。私もう13(歳)だから。」


ということで、ボクはサイフォンでジェルカちゃんとボクの2人前のコーヒーを淹れてあげた。2人前なら豆は25g。その辺の感覚も覚えられてからしばらく経つ。


未青「どうぞジェルカちゃん。」

ジェルカ「いただきます。」

コーヒーはブラック好みだというジェルカちゃん。

ジェルカ「う~ん!これだけ本格的なのはカレンデュラ行った時以来だよ!」

未青「どういたしまして。」

ボクもその後自分がサイフォンで淹れたコーヒーを飲んだ。自分がサイフォンで淹れたコーヒーを飲むのは、思えば今回が初めてだ。

コーヒーを飲んだ後は、3人で一緒にババ抜きをするのだが…


未青(あっ…!)

ババ抜きが始まって間もなく、ボクはトイレに行きたくなってしまった。急に強烈な尿意がボクの体を襲った。

(ジュウッ…)

サイフォンで沸かした濃い目のコーヒーを飲んだこともあって、爆速で強まっていく尿意と膀胱の痛み。パンツにちびり始めてしまうのに、そう時間はかからなかった。


未青「やった1抜けー!」

ババ抜きは1抜けでボクが上がったものの、なかなかトイレを言い出せる雰囲気ではない。スパッツにもちびったおしっこの被害が広がりつつあり「おもらし」が完全に現実味を帯びている中、ボクは脚を細かく震わせながら2人のババ抜きを見守るのだが…


未青(漏れちゃう…!漏れちゃう!漏れちゃう…!!)

(ジュジュッ… ジュジュッ… ジュウウウウウウウウウウウウ!!)

40分も持たずに、ボクの膀胱は椅子の上で力尽きた。

(ビチャビチャビチャビチャビチャビチャビチャビチャビチャビチャ…)

椅子の上から、溢れ出したおしっこがリビングの床に降り注いだ。今日、2回目のおもらしだ。


ジェルカ「何今の水音?」

まりあ「あぁっ… ご… ごめんジェルカ…」

ジェルカ「まりあ?」

まりあ「お兄ちゃん… おもらしした…」

ジェルカ「マジか~…(苦笑)私も掃除手伝うね。」

まりあ「ありがとうジェルカ…(苦笑)」

未青「2人ともごめん…(苦笑)」

パンツもスパッツもスカートも靴下もぐしょぐしょのボク。そんなボクはシャワーを浴びにいった。


シャワーから出るとセンセイが用意してくれた替えのパンツとスパッツとスカートと靴下に履き替える。スパッツの色は紫色、赤と黒のチェックのミニスカートで、靴下は白のくるぶしソックスだ。


ジェルカ「お着替えした未青ちゃん可愛い。でもまりあ、未青ちゃんがさっきやっちゃった時あまりびっくりしていないように見えたけど…」

まりあ「ああそれ?お兄ちゃん、実はおもらし常習犯(苦笑)」

ジェルカ「じゃあ、家入る時に干されるのを見たスパッツのうち、何枚かは未青ちゃんの?」

まりあ「うん… どっちもお兄ちゃんの。紺色の方がおねしょで汚しちゃったので、その隣の黒いのが朝ご飯食べてる最中に突然おもらししちゃった時に履いてたやつ…」

未青「恥ずかしい…」

ジェルカ「えへへ…(苦笑)まあ、ジェルレも似たようなもんだから。」

未青「ジェルレ君もよくおもらししちゃうの?」

ジェルカ「うん。」

未青「だからさっきジェルカちゃんもそんな極端にびっくりしてはいなかったんだ。」

ジェルカ「そうなの(苦笑)スカートの上からお股押さえて漏れる漏れるって騒いだ後、静かになったかと思ったらおしっこ漏らしてスカートぐしょぐしょにして泣いちゃうなんてことよくあるんだ。」

未青「そうなんだね(苦笑)」

ジェルカ「だから私も後始末よくするんだ。」

未青「だからさっきジェルカちゃん手伝ってくれたんだ。ありがとう。」

ジェルカ「どういたしまして(笑)未青ちゃん今日以前ではいつおもらししたの?」

未青「昨日… バイト帰りに間に合わなくて玄関で…」

ジェルカ「き… 昨日…?ジェルレは4日前だよ。」

未青「ジェルレ君(のおもらしの頻度)ボクより少ない… ボクの方が年上なのに…」

ジェルレ君はボクよりおもらしの頻度が少ないということに、ボクは謎の敗北感を感じた。


なんやかんやあったが、ボクはジェルカちゃんと友達になれた。この感じ、なんだか久しぶりな気がする。ジェルレ君にも会ってみたい。


その後しばらくしてジェルカちゃんとも連絡先を交換し、ジェルカちゃんは家に帰った。


次の日の夕方。

(未青のスマホの着信音)

ジェルカちゃんがボクのスマホに写真を送ってくれた。その写真はなんとジェルレ君の写真だった。


未青(とっても可愛い!)

水色のTシャツに青いのデニムのミニスカートを履いたジェルレ君。茶髪で色白な感じの子だ。

未青(ジェルレ君とも仲良くなりたいなあ…)

なんてことをボクは思うのだった。

ー新しい設定付き登場人物-

ジェルカ・エルリー (Gelka=Ellie)

まりあの友人。12歳の半人魚族ハーフマーメイドの少女。

魔法のレベルも高い。

性格:しっかり者で友達思い。

得意属性:水

身長:約155cm

誕生日:5月10日

好きな食べ物:チーズケーキ

趣味:ファッション誌を読むこと

特技:水魔法全般


ジェルレ・エルリー (Gerle=Ellie)

ジェルカの弟。8歳の半人魚族ハーフマーメイドの少年。

半人魚族ハーフマーメイドではよくある、女子とあまり変わらない中性的な容姿を持つ。髪の毛も男子というには長め。

女装が好きで日常的にスカートを履いている。未青とは異なり自ら興味を持った。

トイレが近い体質でよくおもらしをしている。頻度は未青よりも少なめ。

性格:やんちゃで楽しいことに一直線な性格。

身長:約126cm

誕生日:4月22日

好きな食べ物:サンドイッチ

趣味:電車・女装

好きなもの:電車の本

苦手なもの:尿意・ピーマン

特技:ボルダリング

備考:スカートを履く時に下にスパッツは履かないタイプ。

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