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最凶  作者: なっしー
42/130

042 講義

ユキ様「では授業を開始する!」

「…と言うわけで音の反響、いわゆる音の波が壁等に当たり増幅される。音の伝わる速さは物凄く早いので人族ではその違いはほぼ認識できない。もっとも距離を置いたり、エルフや獣人であればわずかな違いをわかるかもしれないが…」


私は教壇に立ち教鞭(きょうべん)を振るう。何故かスーツスカートで白のワイシャツ、メガネ付きである。アオのコーディネートだ…。

今回の講義にはマールもミクも参加している。ミクはマールの銀髪の上で寝ているが…。

他にはアクアの魔導師や100年王国の魔導師、あそこにいるのはミッドの時計塔の学生か…。他にも多くの国の魔導師が参加している。

というかエンリ、何故いる?1番前の席で一言一句聞き逃さないようにノートをとっている。


私の講義は魔方陣や呪文を教えるだけでなく、展開する位置や大きさ。相乗効果を取り入れ、そのエネルギーがどう伝わるかを計算することを教えている。

以前マールの授業でも取り上げていたが難易度は高い。もちろん実験もやって理解を深める。


「先程の実験で音波と反響は理解できただろうか?」

「ハイ!」

「どうした?エンリ?」

「実験では水中に音波ができましたが、空気中でも波はできているのでしょうか?」

「うん、いい質問だ。まずはこの黒い紙の上に砂があるがコレで音波を説明しよう」


皆、新しい知識に興味深々である。

難しい事ばかりだと集中力が切れるのでこまめな休息や実際には関係ない小話も混ぜる…。


「つまり、今の台所には保冷庫の存在は重要である!これがあるとより新鮮に、より長く美味しい物を食べれるのだ!考えても見るがいい。この保冷庫ができれば、経済効果や食文化、輸送等に大きな改革をもたらすだろう!」


マールが手を挙げる。


「どうしたマール?」

「先生、その話はまた次回に…、話が脱線しています」

「うっ!」


しまった!ちょっと盛り上がってしまった。


「コホン、さて、先程のリンクだが…」



今回の講義は概ね成功だろう。まぁ1回2回で実践できる訳は無いが今後定期的に続けてていく。

しかし、次回は別に商人や技術者もいれた生活魔法講座も開くか…。

生活魔法…新しいジャンルである。

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