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最凶  作者: なっしー
43/130

043 第2回講義

42話の続きです。

2回目の講義である。

アレから1月して開催したのだが、なんだこの人数は…!アクアの憩いの公園の講堂に収まらない。

仕方ないので今回は1日目の魔導講座は抽選で、2日目の生活魔法講座は屋外で開催することとした。


魔導講座では前回に引き続きアクアや100年王国の魔導師。エンリは抽選に漏れたらしい…。あとで今回使う講義資料でも送ってやるか…。

他には…、おいおい、時計塔の教授が何故ここにいる?他国の宮廷魔術師も多くいる。

うーむ、なんか大事になってきた気がする。


「コホン、それ故に魔方陣の同時展開ではリンク以外にも相反効果の作用もあり…」


まぁなんとか1日目の講義も無事終わった…と思えば、


「私の魔方陣を見てください!」

「…、ここの術式をこうすれば鋭さが増すのでスピードが出るだろう」

「この研究なのですが…」

「講義と関係の無い質問は受け付けていない!」


なかなか離れられなかった。



さて、2日目。今日は生活魔法講座である。

私としても今日の方が楽しい!

今日の参加者は…エンリ、またお前か!他にはアクアや100年王国はもちろんドワーフやエルフもいる。あそこにいるのは砂漠の一族じゃ無いか?

魔導師以外にも職人や商人らしい者もチラホラ。まるで民族博覧会みたいだ。しかし、当然仲の良く無い国、民族もいる。


私はマイクを使って話し出す。


「諸君!!今日は講義参加ありがとう。今回の参加者多くの者がいる。が、この講義中は諍いや歴史は忘れてほしい。ここにいる者は皆私の生徒である!喧嘩やハブりはご法度!もしあれば今後講義参加は出来るなくなる!」


参加者の中には顔を引きつらせている者も…。

さて、今日は保冷庫の説明だ!


「つまり、魔力供給永続化が安価で出来た場合このような経済を動かすことができる。コレは食文化の改革となる。また、運輸に関しても海産物を干したりせずに鮮魚のまま山岳地方や都に搬入できる!」

「「「「おおおぉぉぉぉ」」」」

「コレはまだ構想の段階だが、移動手段も『転移(テレポート)』を応用して『(ゲート)』にできたらと思っている。ただ現在では各国間での問題が多く実施は難しい」


生活魔法を広めるにはまだまだ時間を要するだろう。

が、初めの一歩を踏み出さねば先には永遠に進まない。この講義が一歩になればいいのだが…。


「さて、魔石以外で永続的な魔力供給だが、現在1番確実なのは、例えば魔導師の中から魔力供給をする専門職を作り出来るだけ低料金で各家庭の保冷庫を維持する魔力を売る…。ってトコだと思うが皆の意見はあるかな?」


そう、これこそ今回の狙いだ。

私は商人でも専門技術者でも無い。現場で働く者の意見で大きく前進出来る気がする。

そして色々な意見を聞くのだ!

保冷庫が家庭に並ぶのも時間の問題である。

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