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幸運とスキルで転生先でも生き残る  作者: なお
村興し

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青年期7

「ホセ伯父さーん、お久しぶりでーす!」


店の前に、巨馬に満載の荷物を載せた荷車を乗り付けて、お宅訪問です。

あ、お店の前失礼しまーす。

トゥールの街で久々に見た伯父さんの店は繁盛してた。ここも昔に比べると、大きくなったのかな?店構えは都市内の土地の関係だから簡単に大きくとかは出来なそうだけど、倉庫とか増やして大商いとかに喰いついてけそうな勢いがありそう。


「おーい、誰かいない?アルスが来たよー!」


店の奥に勝手に入ろうとしたら、見覚えの無い男性が、慌ててコッチに駆けてきた。


「ちょっとお客さん、困ります!店の前に停めた車を裏手の倉庫に回して下さい!今、氾濫の対応で忙しいんです!」


彼は他のお客さんに頭を下げて回ってる。スマン、スマン。

大人しく裏手に回り、満載の荷物を降ろしていく。村の若衆に手伝ってもらいながら倉庫の一画を占拠する勢いで納品する。最初の駄馬で持ってきた量の3倍は軽く越えてる。コレは俺だけの分。


村からも持ってきた物が大量に有り、荷馬車だけで合計5台。帰りの御者も今回は来てるから、3台の荷馬車は村に帰る。ゴルとハルは俺の手元に置いておく事にした。


更に大量の荷物を降ろしてると、さっきの男性がやってきて、荷物の量に目を白黒させてた。おう、良いとこ来たな!手伝ってよ!


「青年、ホセ伯父、何処行ってる?ステラさんかクララちゃんでも良いんだけど、アルスが来たって伝えてよ。コレ降ろしたら氾濫の説明聞きに砦に行かなきゃだからさ。あ、俺の自己紹介忘れてたね。ホセ伯父の甥っ子のアルスだよ、よろしく青年!」


「あぁ、貴方が噂のアルスさんでしたか…私はクララの夫になるヨセフです。今は義父に街での商売のイロハを学んでいる最中なんです。義母が店の奥に居るので呼んできますね」


はい?クララちゃんが結婚⁉︎嘘だろ⁉︎まだ…ま……あ、俺、もう23になるんだった。クララちゃんも20歳近いのか…嘘やん…小さい時の印象が強くて全然油断してたわ…


改めて自分の歳を自覚して、軽くショックを受けてるとステラさんが来た。ステラさんも最初に会った時のお姉さんから、確実にお年を召してた。まだまだお美しいですよ。


最後にコッチでゆっくりしたのって、10年近く前か?家の注文というか強制移住は、怒りにまかせて伯父さんに押し付ける様に発注かけて、荷物置くだけ置いてサッサと帰ったからな…


10年ぶりくらいに見た伯父さん家族に、時の流れを感じショックを1人で受けた。そのうちにクララちゃんも出て来たけど、驚いてしまった。若い頃のステラさんに瓜二つで、思わず「ステラさんが2人居る‼︎」って叫んでしまい、笑われた。

はぇー、あのクララちゃんが誰かのお嫁さんになってるとか、妹が結婚した時と同じ衝撃だわ…ガキなのは俺だけかよ…なんか置いて行かれた感覚だ…




そんな一幕があり、もしかしたらまたお世話になるかもしれない旨を伝えて、一旦は砦の方に説明を聞きにいく事になるのだった

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