青年期5
アレからも色々あった。試作型遠心分離機が空中分解して、内容物を飛び散らしたり。脱穀機の風起こしは結局室内の縛りがあり、ゴミが飛び散りまくる問題を解消するのに手間取ったり。結局、粉挽に関してはやっぱり要らなくねぇか?となってしまって、食指が動かなかった。
脱穀機回りと遠心分離機回りの解決の目処がついた頃、俺は20歳を超えていた。
洗濯機?そんなものは無かった。
マンパワーに完全に敗北した…
踏んだり揉んだりって、水流だけでどう再現すれば良いんですか!水を回すだけじゃ限界なんです!複合機能でも付けろと⁉︎敗北や…
閑話休題
税を納めて、食い物に困らなくなって…研究にのめり込んでからは資産とかにあんまり興味が無くなってた。教義的にタダはありえないから、手数料とか取っても村の投資に回してたし。
研究にのめり込みたいから、面倒なことはネロ兄にぶん投げてたし、最近はカミラが身の回りの事をまた見てくれる様になったから、余計に俗世離れしてきて、研究漬けになってた。
気付いた時には、昔アレほど欲しかった家がほぼ倉庫になっていて愕然とした。
大工を呼ぶ時、家を開放する事があり、面倒で教会に寝泊まりするのが常態化してたら、家が見る影も無くなってた。
大工さん!急遽お願いなんですけど!家に倉庫を作ってください!寝る場所がいつの間にか無くなってたんです‼︎
村に居た顔見知りの大工に急遽依頼。
あれ、でも今って建築依頼出してましたか?え?コッチに移住してきた?嫁ができてそうで?あ、結婚の際は言ってください。俺が取り仕切りますんで。コレでも助祭に任じて頂いてまして。
なんか知らんけど、村に専従の大工が生まれそうになってた。
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倉庫も完成した…ようだ。
……なんか造ってた時から思ってたけど、デカくね?というか、家に倉庫って言った様な気がするんだけど、この倉庫、独立した倉庫になってね?
「ネロさんが、どうせ作るならデカい倉庫の方が良いとおっしゃって。どうせアイツの家に倉庫作っても興味無いから、そのうち溢れる様に成るし、それなら管理できる場所にあった方が楽だと。もし家にも欲しければ改めて造らせろって言ってましたよ?」
な、何も言い返せねぇ。何勝手な事してんの?ってより、ご迷惑お掛けしてますって方が勝つわ。
実際、倉庫が出来ましたって言われて案内されても、建築してたデカい建物が倉庫だとは思ってなかったし。なんなら、倉庫発注してた事を忘れてた。完全に把握されてます。
大工さん、改めて家にも倉庫お願いします…
果樹の位置を調整して、倉庫予定地を空けないとなー。土ちゃんと木ちゃんにお願いして、良い場所に動かさないとな!




