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幸運とスキルで転生先でも生き残る  作者: なお
村興し

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少年期46

あー、あ、あー

俺は俺か?まだ俺か?ヤバいアレはヤバすぎるまだ無理だ使えない使っちゃいけない俺が俺を保てない俺が俺じゃなくなる帰ってこれなくなる神の身元でその身に…




魂が灼かれるかと思った。

最恐装備過ぎる。他の盗賊どもはどうしてるかな?ほぼ魂が砕けて廃人になってるわ。

風ちゃん他の盗賊はどんなもん?

遠くの1人は無事?

アレは見張りか?土ちゃん草ちゃん、拘束お願い。

馬は俺の眷属扱いか?ただ放心状態だな。神様に誓約してるとは言え、上位者の存在が身近にあったんだ。そら魂消るな。


バチバチ叩いて馬を気付する。まだ寝るな、起きろよ。

はー、面倒くさ。ゴミ掃除をまたしなくちゃいかんのか…白目剥いて失禁してる生ける屍を本物の屍にする。

全部で7人。っはーーーー。

樽を開けて7個の漬物の材料を入れ、お土産だった塩をざばー。



「おい、仲間は全員死んだぞ」

背後に焚き火とは別の火柱が上がってる。道の傍に新たな穴を掘ってもらい、荼毘に。穴だけだと掘り返す野生動物がね…

「何を言ってんだお前…」

「何じゃ無いんだよ。悪いけど塒まで案内して貰うぞ。コッチも消耗してて余裕ないんだ。明日の朝から動くからそのつもりでいろよ?『安眠』」


野営場所を少し変えて、俺もその晩は流石に力尽きた。

皆んな、守りは任せた…


5日目朝


朝から憂鬱だ。目覚めは盗賊の罵声から始まった。まだ馬達も本調子じゃないし、俺もまだだいぶ消耗してる。もっと何もない時に試せば良かった。こんなに消耗するとはなぁ…

それなのに盗賊くんは元気に喚き散らしてるもんで、ついイラついて喋れなくしちゃいたくなる。永久に。

ただそれだと塒が分からないので、朝から尋問しなくちゃいけない。最悪塒は諦めるか?

段々剣呑な雰囲気になっていく。干し肉を齧りながら、不機嫌に言う。


「おい、そろそろ黙れ。そんなに早く死にたいのか?」

「こんな事してタダっ!」

ふーー、お話を聞いてくれない子はほんとやだ…つい口の中に石爺の石を入れちゃったじゃないか。うーうー言ってるけど、こっちの気持ちも考えて欲しい。

「昨日はやっと旅の半分まで来たんだ。それをお前らのせいで、また引き返さなきゃならん。それとなく偵察隊にも教えたんだけどなぁ。刈り漏らすなよって話だ」

干し肉を噛みちぎりながら続ける。

「お前らが街を出て直ぐから狙ってたのも感じてた。泳がせてたんだよ。もっと早くから襲ってきてれば、引き返すのも楽だったのに。もしくは偵察隊見て諦めるかを期待してたんだけどなぁ」

盗賊君の目がまだ死んでないなぁ。反抗的だなぁ。面倒だなぁ…もうちょっと回復してからじゃないとやりたくないんだけどなぁ…

「朝から俺もこんな事はしたくないんだけど。コレからあなたには痛い思いをしてもらいます。出来れば早めに根を上げてくれる事を期待します。途中で終わる事は期待しないでください。苦しんで死ぬか、楽に死ぬかの2択です。そしてコレは真実を見抜きます。真実で無い場合、相応の罰が与えられます。始めますよ」


切り替えて行く。

口枷の石を外しながら、尋問開始。『天秤』



「塒はどこだ?」

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