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少年期32

気付けば寒くなってきてた。

歯車の実験に取り憑かれて、社会の歯車から外れそうになってた。

畑を見ると、秋冬野菜とか生えてたりしてるから、上の空でなんかはやってたっぽい。種蒔きとか雑草の処理は俺の担当だから。時期的にそろそろ麦の種蒔きか?

時空が歪んでる…半年近くタイムワープしてる。

みんな、俺の奇行に付き合わせてメンゴメンゴ。たぶん家畜の世話とかもしてくれてたのかな?神の真理の一端に触れてしまって、それ以外全然記憶がないや。

仔馬もいつの間にか大きくなってる。ゴルの子は奴の片鱗を出しているのだろうか?もしそうならいずれ去s…


それはともかく、不味い事が。レンガが全然出来てない。圧倒的に数が不足してる。

なのに、梁柱の木材加工は終わりそうらしい。やっちまったなぁ!

馬小屋行き、一次乾燥のレンガを見行くと、まあまあ在庫が積まれてた。ぼんやり考え事しながらも、それなりに何かはしてたらしい。

だらけてるゴルの尻を叩き、荷車にレンガを積む。

おいやめろ、髪をハムるな。あとその顔ヤメロ!



丘に運び終えたていたレンガもそこそこあった。やはり時空が歪んでいるようじゃな…焼き上がってるレンガは…無いな。てか登窯がまだ塞がれてる。あぁ、一回焼いてそれっきりだったと。入り口を空けて、中の焼き上がった物を運び出す。

それから、二次乾燥を終えた物を入れて、再び入り口を土ちゃんに塞いでもらう。

はい、着火。火ちゃんと風ちゃんあとよろしくぅ。入り口の乾燥から始めないと爆発するからねー。


在庫の確認をした結果、レンガ積みはすぐには無理と判明致しました!

そもそも接着剤を仕入れてないし、レンガ部分は一旦諦める方向で行くしかないな、これは。家の骨組みだけ先に作って、屋根掛けよう。そこから外壁のレンガを積んでいくか。一応縄張りは随分前に終わらせてるから、それでええやろ。


家に対する情熱がすっごい薄れてる。回転に魅せられてしまい、今もどうしても次の活用法を模索してしまう。回転の代名詞(語弊あり)の粉挽きとかも考えたけど、食生活が粉物文化じゃない(大麦粥主食)から、研究する気がなぁ…別にパンとか麺がどうしても食べたいと思えないんだわ。この体が大麦粥最高って言ってるのよ。強いて言うなら、粉物なんて旅の保存食に使うくらいで、美味い物でもないって感じ。

どうしても熱意が湧いてこない。ただ、その内時間が空いたら考えても良いかな?くらいには頭の隅に置いておくか。粉って言っても、食い物だけに留まらないはずだから。


そんな事をツラツラ考えて作業していたら、手に違和感が。

溜まっていた一次乾燥場所の在庫を二次乾燥場所へ移送する往復中、まだ全然乾いてないレンガを掴んでいた。



うーん、我ながら重症ですわ


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― 新着の感想 ―
頑張って珍しいタイプ。リアルさで
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