少年期26
鋤一号は死んだ。
どうもアルスです。石製の農具製造が、石爺への支払いの関係で滞ってます。爺さん早よ魔力払いの契約に切り替えてや…
石製の鍬はとても造りが単純だから現役です。
基本形は大八車で、そこにオプションというか、アタッチメントというかで取り付ける。重心で反転しないよう固定するだけ。固定する石は漫画の鮫の歯みたいにしたギザギザしたゴツメの石。自重でガリガリ地面をこする。柔い土はコレでいける。
それに比べて鋤は地面に深く刺して梃子で掘り返す。剛性が強過ぎるのと、形状ミスで壊れた。石でいくならもっと原始的な、太くて尖った長い石とかじゃ無いとダメかも。でもそんなの重くてセット出来んわ!車軸も速攻いかれる!
ちょっと鋤は妥協案しか思い浮かばん。要改良として、ほどほどの石からやり直してみるか。本職に発注出来さえすれば…
石器時代から鉄器時代に早くなりたい…なんなら住居は竪穴式住居みたいなもんだし、流石にじゃ無い?こうさ、貴族の跡取りとか、継承権低い気楽な王族の〜とかさ、あったんじゃない?色々あったんじゃない?
生活の改善点が目立ち過ぎて、退屈を感じる暇もないのは良い事なんだろうけど。
街から帰って来て1年ほど経って、最近はコッチで寝泊まりする事も増えて来た。実家からここまで、地味に遠い。こっちの開発が全然進まないので、3日に1日はこっちに泊まってるかも。実家に預けてた兎達も徐々に家畜小屋に戻してる。ただ、時間が足りないので、全盛期程の数は管理出来ない…俺のモフモフパラダイスが…
麦の収穫関連は風ちゃんの加入でバグった。早い。圧倒的な早さ。なんだけど、危な過ぎる。刈取お願いすると、かなりの鋭さでかなりの距離の麦をスッパリやる。これ、人に当たったらマズイじゃ済まなくね?
死神之鎌とかふざけて風ちゃんと合わせ技したら、顔面蒼白よ。誰も周りに居なくて、心底ほっとした。
そして、脱穀関係も風を起こしてゴミを飛ばしたり実を落としたりと大活躍。
ただ密室でやらないと実が彼方に飛んで行ったり、選別の時は外じゃないとえらいことになったりと失敗はあったけど。
この辺は、試行回数で改良していけそう。取り敢えず、力の加減を覚えていけば、風ちゃんは良い戦力になりそう。
建築関係はぼちぼちしか進んでない。レンガ製造は出来た。出来たけど、燃料をケチって火ちゃんをぶん回してるから、俺に余力がない。それでも徐々に貯まってきてて、井戸工事に…はまだ足りない。
登窯も試作レンガ作りを通して、改良したり大きくしてはいるんだけど、燃料不足ですわ。俺自身は水不足に悩んでないから、気にせんでええか。レンガ造りのついでに素焼きの壺とか水甕とかも作ってみた。失敗したのも多かったけど、いくつかは焼き上がった。芸術作品だと自負してる!ネロ兄は「歪んだ形してる」って言ってたけど、この良さが解らないかー。侘び寂び解らないかー。
最後に畑関連はもう単純に諦めた




