少年期19
隊長(真)が俺の力に魅入られたのか、凄い半眼で見てくる。何だろ?
「おまえ、やったな?」
そんな声が聞こえてきそうな目だ。
「いや、言ってんだよ!心の声みたいに流してるけど、実際に言ってんだよ!」
「はい、やりました!コッソリとレベル上げさせてもらいました!上手い事やったな、俺とか自画自賛してました‼︎」
「堂々としてりゃ良いってもんじゃないんだよ…やだ、このガキ…」
よし、勝った!
「何なんだよ…何で悪さしてるのに自信満々で得意気なの?」
「問題無いっすよ、隊長。なんか親戚の小父さんに気に入られてるんでしょ、俺。悪たれのガキなんて、これくらい活きがないと!」
俺も今では立派な戦力認定されてますからな!ガハハ!
義勇兵はもうこの強個体が散発的に出る状況では下げられて、休息をしている。ここからは数ではなく、質の戦いに戦況が移っていくそうだ。
ま、それとは無関係に俺は酷使されてますがね。火が扱える魔法使いとして、焼却処理班ですわ。
フィジ強が火炎瓶を投げる。俺が育てる。焼肉が出来る。こんな工程が組まれてる。燃料が有ると楽だわー。燃料が無いと、結構魔力の燃費が悪い。学びですわ。
そもそも強個体が出てきても、バリスタがドンして弩兵が針鼠にする。急所に強弓持ちがドスンする。出入口から出てきて直ぐこんな有様よ?
それで弱った所に、大剣担いだパワーこそパワーなパワーが襲いかかって、関節を動かすこともままならない針鼠を滅多パワーする。万全過ぎて、出る幕無いんだパワー。それに敵の出現数自体が減ったから、バリスタや弩の矢玉の回収が出来る様になって、逆に討伐が捗るという…
やっぱり俺の知ってるモンパニ物じゃないんよ。数の暴力が強い世界とか…カラス…イヌ…はわゆーはわぁぁぁぁ!!!
「どうした、突然頭抱えて!大丈夫か⁉︎」
たいちょうがおれのとつぜんのきこうにおどろいている。わるいゆめからさめnぁぁぁぁぁめんどぉぉぉぉ
ふーーーーーー。
「すいません、たまに有る発作です。啓蒙が高まってしまって。早く鐘をならさないと…丸薬はどこで買えば…」
「何言ってんだコイツ…」
隊長にドン引きされた




