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鳥獣戯詩  作者: 妻戸裕次


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第36話「しかくうて丸いもん狂想曲 」

しかくうて丸いもんて、何んやろ?


角が丸い食パン。

人生みたいに、角があるのにどこか優しい。


角丸のスマホ。

角があってもフォルムはやたらと穏やかや。


丸い卵も、切りようで四角。

運命もきっと、包丁しだいやな。


いろいろあるけど、

オモロイのは鹿せんべいや。


鹿、食うて丸いもんや(笑)


鹿で思い出したが、奈良の鹿は神の使い。

「白鹿」やね、と誰かが言う。


真っ白な紙や、それは「白紙か」。

学位持ってる人や、それは「博士か」。

ダジャレかいな!


白い鹿や、何や日本酒か。


しかくも丸も、結局は気の持ちよう。


カクカク笑って、まあるくおさめる。


ほな、もうエエわ。


――世界は今日も、

ちょっと四角で、だいぶ丸い。

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