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第29話;雨二日、晴三日、そしてカタツムリは踊る;
雨二日。容赦なく、待ちぶせ、待ちぶせられていた。
晴三日。つぐなうような、やけに青すぎる空。
また二日、容赦ない雨。
三日、申し訳なさそうな晴れ。
まるで昭和キネマ。
町は白黒からパートカラーへ、
そして、気づけばオールカラー。その先はグレイ、やがてナチュラルカラー。
試練と希望、交互に再生。
ハードとソフト、リピート再生。
まるでオセロゲーム、ひっくり返っては、またひっくり返る。
三日目の晴。子供たちの声。
鉄棒、二回前回り、三回逆上がり。
シーソー、右に年長二人、左に年少三人。
バランス、バランスの、秩序のシート。
二日目の雨。
僕は怠け者のカタツムリ。
試練の先から希望を求め、ハードな殻、ソフトな身体。
グニャ、グニャ。
人生は、雨二日、晴三日、
グニャ、グニャ。
ぶん、ちゃっ、ちゃ、
ぶん、ちゃっ、ちゃ。
……で、結局わかったこと。
天気も人生も、予定表どおりには動かない。
でもカタツムリは、それでも今日も、ちゃんと前にいる。
しかも、
わりとノリノリで。




