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鳥獣戯詩  作者: 妻戸裕次


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13/44

第13話『シロクロ城とサギの色学』

日本のお城には白と黒があるという。


城はシロやろ、って―― 

……シャレ言うてる場合かいな(笑)


お城もシロクロショー?

いやいや、ストリップちゃうねん。


姫路城、別名・白鷺城(しらさぎじょう)。白は空に映え、城を大きく、優雅に見せる色。


けどな、シロサギ言うたら素人(しろうと)をだます詐欺師―― 

……ホンマかいな!


ほな、クロサギ城はどこや?

黒い城で有名なんは松本城。


漆黒の板壁、どっしり構えて渋い顔。黒は城を、強く、賢そうに見せる色。


せやけど、クロサギ言うたら玄人(くろうと)をだます詐欺師―― 

……ホンマにホンマかいな!


さらに色は増えていく。


アカサギは結婚詐欺師(へぇ〜)


アオサギは企業をだます詐欺師(ホンマ?)


アマサギは女の詐欺師(ウソやろ! 尼崎にいる詐欺師やろ(笑))


もうサギか城か 色か人間か わからんようになってきたけど、……


ひとつだけ確かなこと。

白も黒も、城は美しい。


サギは……

話半分で聞いとこか。

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