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騎士の俺がお妃様!?  作者: 現野翔子
コンシアンス王国編

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ファルクス視点:一つ進歩

 城内の張り詰めた空気の中、フラウと共にコンシアンス国王の部屋へと案内される。フラウは疲れた様子こそあるものの、どこか緩んだ空気を纏い、俺と繋いだ手をご機嫌に揺らしていた。コンシアンス国王夫妻にも俺達が魔人であること、魔王国から来ていることを伝えていると彼らの前で共有される。その他にも既に三人で話し合った内容を聞けば、俺を呼んだ理由にも思い至る。フラウの立場ではどこまで協力するか決定できなかったのだ。現状どこまで考えているのか尋ねれば、コンシアンス国内にある魔花の捜索を協力する点が出てきた。他は彼ら自身が解決できる、解決すべき問題と切り捨てる。俺達はあくまで外部の者。魔王国への侵攻を止めるための協力だけで良い。敵対心を抱く人間の多い国を自国の一部として取り込みたくはない。

 彼の考えが聞けたなら、それを後押ししてあげよう。大きな問題があるようなら止めるが、そうでない限りは応援してあげたい。ここで他国への協力を決定するなら俺の立場も必要だ。そう魔王国第一王子という立場、そしてファルではなくファルクスと本名を教える。部下を派遣することも容易な立場だと示すのだ。人間の中に紛れられる容姿を持ち、無闇に敵を作らない人格の持ち主を選ぼう。獣人の特徴が強く残る姿にしかなれない者はどれほど優秀でも今回は対象外。魔花捜索のための知識と技術さえ持っていれば、その他の技能は不得手で良い。それらの知識や技術も資料を共有する形を取れば、最高水準の必要もない。最優先は人間との間に不和を生まない人柄だ。少人数を派遣し、魔花捜索の実働の大部分はコンシアンス王国の人間に任せよう。魔物の脅威から逃れるなら早いほうが良い。小型の鳥人なら一触即発状態の国境地帯も密かに抜けられる。難しそうならヴェルート王国経由だ。時間は多少掛かるが、その程度待ってもらおう。

 俺の立場にコンシアンス国王夫妻も驚いたようだったが、その後の話を聞いているうちに王太子夫妻にも共有したいと希望を述べられるほどにまで落ち着きを取り戻した。魔人であることも極力隠す方針ではあるが、代替わり予定なら王太子夫妻にも伝えて構わない。今後友好的に付き合い続けたい相手はむしろそちらだ。そうすぐに呼び寄せられた王太子殿下夫妻にも同じ話がされる。同じように驚かれるが、すぐに冷静さを取り戻された。そもそも魔王国との戦争を止めるために協力し合っていた仲だ。魔人であると明かされてもむしろ納得だったのだろう。王太子妃も本心を見透かしたいのか、俺達の目をじっと見つめながら話を聞いた。そんなことで何が分かるのかとは思うが、それで納得できるなら好きなだけ見ると良い。

「クリスタロ神国との間に発生する問題を解決しなければならないことには父に同意だ。そう簡単に兵を引いてはくれないだろう。」

 今は国内の困窮、兵力の補強のためと称して一時的に侵攻を止め、兵を一部退かせているそうだ。それらを長く続けるためには常にクリスタロ神国と舌戦を繰り広げる必要がある。今の彼らはそのつもりがあるようだが、十年後も同じ考えのまま行動しているとは限らない。彼らに変化がなくとも、王太子の子も同じ考えで行動するかは分からない。クリスタロ神国との問題を解決すべきだ。奴らは魔王国を執拗に狙う根源だ。しかしすぐにクリスタロ神国に向かうことは難しい。弟にコンシアンス王国の変化と対応の移行を話す必要がある。何よりフラールには休息が必要だ。今回、頑張りすぎと言えるほど働いてくれた。それなのにフラールは自分から今すぐクリスタロ神国に行こうと提案する。

「彼らにも情報を共有したほうが対応しやすいと思うんだ。クリスタロ神国での俺達の行動次第でコンシアンス王国への態度にも変化とかはあるかもしれないし。別に協力してもらおうってわけじゃない。むしろ協力してることがばれたら警戒させるかもしれないし、知らないふりをしてもらったほうが良い。」

 協力を求めないことには賛成だが、逐一報告するつもりもない。これから一度魔王国に戻り、休息期間と作戦会議の時間を取ってからクリスタロ神国に侵入する。その予定の共有だけで十分だ。今は緊張と目的のための行動で忘れているだろうが、その体には疲れが見える。無理をさせたくはない。国王に盛られる毒に警戒し、解毒し、治癒を行う。それだけで神経も魔力も擦り減らす。十分な休息を得られないまま魔力を消耗し続けては、いくら一回あたりの消費量が少なくとも徐々に枯渇していく。今も無自覚に疲労を抱えているのだろう。

「もう少しだけだから大丈夫。」

「貴方の献身に感謝するわ。おかげでこうして同じ時間を過ごせているのだから。」

 コンシアンス王国の面々は王妃に続いて礼を言う。この言葉に良い気になって無理をするようなら力尽くでも止めよう。フラールの力は俺のために使ってもらう。間違ってもコンシアンス王国のためのものではない。褒められて嬉しいのは分かるが、自分の立場と限界を忘れられては困る。そう魔力を与えるついでに自覚を促すため、その唇に口付ける。無抵抗の彼にさらなる戯れを試みようとすれば、流石に帰ってからにしろと咎められる。帰ってからなら構わないのかと問いかける代わりに残念だという態度を見せれば、強く言い過ぎたという反省を彼からの口付けで示してくれた。今までになかったことだ。自分の行動に何の疑問も感じないくらい、俺の妻としての自分に慣れたのかもしれない。魔力の受け渡しに口付けが必須でないことも忘れたのだろう。以前はミールウスの魔人化の際のことにも気付き、それにも口付けは必要ないはずだと言っていたのに進歩したことだ。女装の趣味はないと言いつつ任務なら女装して他国の王子に言い寄ることもできる面白い人間。恋しているわけではないのに人間からすれば永遠にも近いだろう時間を出会ったばかりの魔人と共に生きる覚悟も決められる。命の危険があると知りながら半ば強制的に結婚させられた夫に付き合いもする。肝の座った人間だ。実質的な夫婦になるつもりはないと言いつつ風呂も寝室も同じにでき、口付けも甘んじて受け入れる。それでいて自分の意思や感情を失ったわけでもない。どこまで彼は俺に慣れ、受け入れるのだろう。

 今後の楽しみを増やしつつ、魔王国への帰還を伝える。コンシアンス王国内のことは彼ら自身が解決すべきだ。もう国王毒殺の心配もなく、魔王国侵攻も一時凍結するなら、俺達がここにいる必要もない。そうすぐさまフラールを魔王国に連れ帰った。


 安全のためヴェルート王国を経由し、魔王国に帰還する。その頃にはもう春になっていた。弟にも連絡を入れてやりたい。俺が目立った対応をしたと共有しなければ戸惑うだろう。既にコンシアンス王国側の変化は感じ取っているかもしれない。この近辺の様子もラクエウスやミールウスから確認したい。両親にも報告が必要だが、それは最後で良い。フラールの誕生日もコンシアンス王国で過ぎてしまった。近々何か用意してやりたい。

「俺もなんか手伝えることある?」

 今回の功労者であり最も負担の大きかっただろうフラールは休ませてやりたいが、俺が忙しくしているからか落ち着かなさそうに助力を申し出てくれる。これらは俺が行うべき仕事のため任せられないが、今後のために学んでほしいことはまだまだある。書庫は全て解放しており、フラールにも伝えている。本を読めないほど精神が高ぶっているのかもしれない。現状フラールにしてもらえることはないが、何かを任せてやったほうが良いことも分かる。俺を癒やす役割でも頼もうか。コンシアンス王国での旦那様には仕事の間中べったりと引っ付いていた。膝の上に乗せて仕事をする程度俺にもできる。コンシアンス王の看病も献身を見せるため付きっきりだった。何もしなくて良い時間もそろそろ必要だろう。休んで食事を取れば魔力は次第に回復する。彼が気にしていた最大保有魔力量も随分増えているはずのため、回復量も多いだろう。しばらく俺の食事は菓子にしてもらう。魔力さえ補給できれば味気なくとも活動には支障ない。

「菓子かぁ。簡単な料理ならできるんだけどな。」

 作ってくれるつもりだったらしい。彼にも休息は必要だ。俺の膝の上で眠っていてもらおう。書物から学ぶ時間はその後で良い。調理が息抜きになるなら任せても良いが、騎士だったなら学ばされただけのことだろう。そういった実習があると聞いた。

「趣味じゃないけど嫌いなわけでもないから全然平気。じっとしてろって言われても暇だろ。本持ってきてもいい?」

 行動に制限を掛けたいわけではない。何かをしなければという意識を一度休ませてほしいだけだ。そう言えば喜んで書庫に向かった。読書の気分ではない、というわけでもなかったのか。彼は小柄であることや魔力量の少なさを気にして鍛えていたと聞いた。魔術を発動する際の効率的な魔力の運用は良い研究だ。去年の春に行った他種族への挨拶周りに向けても熱心に学んでいてくれた。根っからの勉強家なのだろう。

 俺はコンシアンス王国での出来事と結果を纏め、弟への手紙を認める。そうしているとすぐにフラールは戻り、招かれるまま俺の膝の上に座った。その手にあるのはレシピ本だ。魔王国の食事に強い興味を示しており、俺の妻となった理由の一つにもなっている。コンシアンス王国に行く前にも色々と楽しんでいた。これらが終わればまたゆっくりとした食事の時間も確保してあげよう。俺達が使える調理場も邸内にはあるため、そこを使ってもらおう。レシピ本の著者に注意することも教えてあげよう。種族によっては人間と大きく味覚が異なる。特に彼は辛味に弱かった。迂闊に食べれば辛くて泣いてしまうかもしれない。一度ミールウスに菓子でも作らせてみようか。彼の舌なら辛い菓子も作れるだろう。どうなるかを実体験してもらうのが一番早い。それとももう辛い鍋で懲りているだろうか。

 手紙を書き終われば、ラクエウス、続けてミールウスからの報告を受ける。特に問題は起きていないようで、簡単な確認で終わる。詳細は書類を見れば分かるため、急ぎのものがないと分かるだけで十分だ。ヴェルート王国との関係も今のところ問題ない。

「随分懐かれたね。本物の奥様になる日も近いかな。」

 言われても反論しないほどフラールはうとうとしている。持っていた本を取り上げても気付かず、俺に凭れかかってくる。口付けても気付かない。軽く素肌に触れても身動ぐ以上の反応はない。警戒心を全て捨て去っても良いと信頼してくれているようだ。これ以上の手出しは控えよう。

 食事と睡眠を削り、報告書の確認と必要ならば指示書の作成に時間を費やす。平気だと言っていたフラールも疲れが溜まっていたようで最早熟睡だ。緊張続きで限界が近かったのだろう。体力面だけでなく気力面も消耗したはずだ。女装こそしていないが帰って来てからも丁寧に手入れされ、肌も髪も美しさを取り戻し始めている。疲れのせいか少々痛みも残るが、十分魅力的だ。疲れが取れたならもっと俺との時間を作ってもらおう。現状の触れ合いでも保有魔力量は随分増えた。今後はさらにできることが増えるだろう。

 数日で現状の共有を済ませ、弟への手紙と報告書の運搬をミールウスに任せる。父王への連絡のためにはこの間に報告書を用意しておこう。魔王軍本隊が必要な状況でもないため、急ぐ必要はない。三食共にし、夜を共に過ごす時間くらいは確保できる。そうこの数日で十分体を休められたらしいフラールを風呂に誘う。

「一人で入れよ変態。俺は侍女に綺麗にしてもらうから。」

 また成功率が下がった。侍女の手入れを気に入っているのなら良いが、裸体を俺に見せないようになったことは気にかかる。意識しているのだろうか。口付けは許されている。それどころか自分からするようにもなった。今夜で少し関係を進められるだろうか。

 期待しながら入浴を済ませ、寝室で待つ。ここも彼によって模様替えされて以降、変わった様子はない。時折彼が満足そうに見ているが、あれは無自覚の嫉妬だろうか。まだ確かめられていない。嫌われてはいないようだが、嫉妬するほどの感情があるのか分からない。口付けの際の表情も気になるところだ。ただ魔力の影響だけではないだろう。最近、魔力を送り込んでいない時も同じ表情をするようになっている。

 黙って寝室に入って来た彼とは目が合わない。服装は侍女が選んだのだろう大胆な物で、騎士らしく鍛えた筋肉が透けている。ただ自己申告通り筋骨隆々とはいかず、目立たない筋肉が満遍なく付いている形だ。どちらかと言えば鎖骨や腰回りに見える色気のほうが強い。風呂上がりの蒸気した頬の影響もあるだろうか。伸びてきた髪も令嬢らしさを醸し出す。何も言わないながらも俺に凭れるように腰掛ける姿はこの後の時間を理解しているとも取れる。薄い布の夜着に手を伸ばしても拒む様子はない。口付けも受け入れられる。魔力を流し込まないことにも何の苦情もなくなった。ただ口付けを楽しみ、目を瞑るフラールを堪能する。魔力を流し込んだ時同様、潤んだ目でこちらを見上げた。ふわりと微笑む姿は少女のようだ。再び瞑られた目は口付けをねだっているようでもある。それに応えて少々乱してやれば満足そうな声を上げる。体も妻になるつもりだろうか。何も言わないまま、その体を寝台に寝かせる。俺に伸ばされる手は受け入れているようだ。魔人化した体を安定させるために深い繋がりが必要と言えば信じるのだろうか。そう言ってみれば小さく唇を尖らせ、咎めるような目を向ける。さすがにこれは信じないか。

「じゃあミールウスとも繋がったんだな。立派な愛人だ。誤解されてるわけじゃなく。」

 不機嫌そうにも見えるが、やはり嫉妬だろうか。フラールは事ある毎にミールウスの名を出す。俺と戯れている時間でも関係ない。そろそろ意地悪は控えよう。

 口付けと共に魔力を送り込む。そうするとすぐにふわふわとご機嫌になり、全てを俺に任せる姿勢だ。全身をなぞるような手と共に魔力を這わせ、包み込むように染み込ませていく。もう魔人化は済んでいるため、このような行為が不要であることにも気付いていない様子だ。魔力を補充するだけで良いことも彼は分かっていない。蒸気した頬で熱い息を吐き出し、何をされているのか理解していないような顔で上機嫌に微笑んでいる。後戻りなどとっくにできない。それを今夜明確にしよう。明朝には彼も強く自覚していることだろう。


 寝顔を眺め、フラールの目覚めを待つ。その体に残る痕は後戻りできない証拠だ。これからクリスタロ神国と対峙する際の相棒として働いてもらう。今は十分に気力を回復させてほしい。よほど照れくさかったのか、なかなか布団から出てこなかった。ぼんやりと焦点の合わない目を何度も瞬かせ、赤い顔を布団に隠す。小さく幾つも呟いた。最悪、見るな、頭と目がおかしいなど好き放題言ってくれる。

「昨日は正気じゃなかったんだよ。なんだよ、あれ。」

 十分覚えているようだ。今日のところはそっとしておこう。急に色々とすれば機嫌を損ねてしまいかねない。余計なことを言わず、着替えを済ませる。食事の用意が整ったと聞き、俺が彼を連れて行く。目は合わないが、嫌がっている様子もない。俺が違う方向に顔を向けるとこちらを見るが、俺がそちらに向くと目を逸らす。心配は要らなそうだ。

 食欲はあるようで、しっかり食べてくれている。任務中は落ち着かなかったのだろう。

「やっぱ家のご飯が一番だな。」

 微笑む彼はこの屋敷を自分の家と認識してくれた。見るなと言っていた先程までとは打って変わって、にこにこと口に運んでいる。バターの練り込まれたパンは特にお気に入りで、だからこそ帰ってきて間もない今は積極的に用意してくれているそうだ。他のものだって順々に用意している。食事を楽しむ余裕のある時間を、今しばらく過ごしてほしい。昨夜十分に魔力は補充した。見る限り体調にも問題はなさそうだ。

 今後のヴェルート王国やコンシアンス王国との関係について考えよう。ヴェルート王国は魔王国と敵対した第二王子側に付いた者が死亡しているか代替わりしているため、友好関係を続けられる。ただいつまた敵対する者が生まれるか分からない。依然注視は必要だ。コンシアンス王国の王族とは友好関係を築けたが、支援していたクリスタロ神国との関係をどうにかしなければ根本的な解決もない。国境を接していないクリスタロ神国とはどう交流をするかが課題だ。

「魔王国の観光したらさ、他の国にも行ってみたいんだ。今まで他の国に行くなんて考えたことなかったし、行けたのは戦争中のコンシアンス王国だけだろ?ゆっくり観光って雰囲気でもなかったし。」

 貴族の観光なら路銀の心配をしない動きでも自然だ。ただそうなると長く屋敷を空けることになる。すぐ空けることになってしまうが、現状を確認してから考えよう。フラールにだって魔王国外では単独行動を控えるよう言い聞かせなければならない。

「大丈夫だって。お前からしたら子どもに見えるかもしれないけど、俺だってちゃんと成人してるから。」

 俺の十分の一程度しか生きていないが、それだけで子ども扱いをするつもりはない。人間よりも寿命の短い獣人の一部は十歳で成人し、内面も十分成熟している場合がある。外見も種族によっては老人になっても幼く見える場合がある。ただ人間と魔人は似た外見をしており、そのせいか見た目からの印象につい左右されがちだ。フラールの場合はそれだけでなく、信頼を得るため無理をして治癒士として行動していた。暗殺までさせるつもりはなかったなんて言い訳に過ぎない。フラールの判断で回避できただけであり、仮に国王の暗殺でも王太子夫妻が主導権を握ったなら俺達の目的は達成できていた。これからはそのような事態にならないよう反省が必要だ。何度も彼の判断や機転に頼るようでは負担が大きすぎる。彼に求めることは第一に俺の妃として同じ時間を生きることであり、あのような現場に立つことではない。

 まずは屋敷と領地の確認、それから国内旅行の予定を立てよう。そんな提案にフラールは無邪気に喜ぶ。獣人向けの食事や鳥人向けの食事などは旅行中にも体験できる。並行して様々な風景を見せてあげよう。他種族に関する勉強も再開しよう。去年の挨拶周りでは特に問題はなかった。今回も大きな心配は要らないだろう。獣人の耳や尻尾にいきなり触れないことは言う前から実行できていた。

「当たり前だろ。人間同士でもいきなり体に触ったりしない。」

 獣人相手だとその配慮が消える人間もいるため、これを当たり前として行動できるなら都度教える程度でも大きな問題は起きなさそうだ。次はどこから回ろうか。

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