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リング~家族の絆 石橋を叩いて渡りたい~  作者: オスゴリラ
第2章 新ダンジョン
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第72話

道中の魔物を瞬殺しながら進み、ボス部屋がある十四階層に到着した。

そして赤いカーペットを進み、扉を少し開けて中を覗き見る。


「今回もホブゴブリンが五体の仕様みたいだ。こっちは三人いるんだ、気楽にいこう。それと、詩織は魔法解禁だ。思う存分練習してくれ」


前回の単独攻略と違い今回は三人で対決できる上に、俺と彼女達の攻撃火力はかなりの差がある。

それを踏まえると今回のボス戦は、幾分楽な戦いとなるだろう。


「了~解」


「わかったわ。あぁ楽しみ~」


前回はソロだったので不意打ち狙いだったが、今回は堂々と扉を開け中に入った。

俺が一人で来た時と違いホブゴブリンは既に全員立っており、腕組みをした状態で待っていた。その中の一体がゆっくりと歩み寄ってくるので、俺がその前に立ちはだかる。


「昨日ぶりだな。今回も俺の糧になってくれ・・・・・・・よ!」


発言が終わると同時に右拳をホブゴブリンの腹部に叩き込むと、爆発音と共にホブゴブリンが後ずさっていく。

サンドワーム戦の時は効いているのかが分かりづらかったが、通常の魔物に対しては有効のように感じる。やはりこのグローブもチート武器のようだ。


「おいおい、何を棒立ちしてるんだ?舐めてないで本気で来いよ。」


ホブゴブリンが俺の言葉を理解しているとは思わないが、安い挑発を投げかける。この言葉でなるべく俺にヘイトが向くとありがたい。杞憂に終わるとは思うが、一応は念の為に彼女達の被弾は避けておきたかった。


俺の挑発が成功したのは知らないが、残り四体も動き出す。

目線が俺に向いているので、挑発成功とみて俺は前進する。その隙に詩織が左から回り込み、ホブゴブリンの視界外から一体に攻撃を仕掛けた。


痺雷(ひらい)!」


左掌をホブゴブリンの背中に当て魔法を唱えると、ホブゴブリンは硬直しその場に倒れ込んだ。

少し痙攣しているように見えるのは、痺れているのか。

詩織は倒れたホブゴブリンに止めを差し、ホブゴブリンは霧散していく。



俺は目の前のホブゴブリンの攻撃を捌いていく。その右後ろで控えていた美晴がホブゴブリン一体の背中に鞭を叩き込んだ。背中に無数の傷が付き、痛みからなのか怒りを表すホブゴブリンが振り返り美晴を睨みつける。が、振り向いた所に鞭の先端が顔面に突き刺さり、その場に崩れ落ちた。

相変わらず容赦ないな。



詩織はホブゴブリンの足を集中的に攻撃をしていく。その攻撃を嫌がったのか、ホブゴブリンは両腕を伸ばし詩織を捕まえようとした。詩織はそれを冷静にジャンプで躱した後、ホブゴブリンの肩に着地し左掌をホブゴブリンの左耳に当てた。


「雷鳴!」


詩織が魔法の言葉を唱えると同時に雷音が鳴り響き、ホブゴブリンはその場に崩れ落ちるように力なく倒れた。

ホブゴブリンの頭部に直接雷の音を鳴り響かせたのだ。鼓膜は破れ、振動により脳を激しく揺さぶられたのだろう。未だ黒い霧となって消えていないのを見ると気絶しているかも知れない。その後、詩織が止めを差し霧散していく。


こちらも順調に美晴の鞭により、残り二体のホブゴブリンを無事倒した。

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