表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リング~家族の絆 石橋を叩いて渡りたい~  作者: オスゴリラ
第2章 新ダンジョン
66/74

第66話

先ずは、ホブゴブリンの数を減らす事を優先する。

ボス部屋に入った俺は一番手前にいるホブゴブリンに接近する。スピードは以前に比べ格段に上がっているので、ホブゴブリンの反応が遅れるはずだ。

右手に持ったスコップを胴を目掛けて振りぬくが、分厚い筋肉に阻まれ効果は微妙。しかし、ダメージが無い訳ではなく、少し態勢を崩したのを見逃さず盾で追撃を入れる。すると、盾の反発も乗りホブゴブリンが、その場に叩きつけられる。すかさず首元にスコップで攻撃し、一体目を倒す事に成功する。

一体目のホブゴブリンが倒されたのを他のホブゴブリンが気づき戦闘態勢に入った。

幸いホブゴブリンが武器を携帯していない事が唯一の救いか。ここからが本当の闘いだ。


ホブゴブリンが二体同時にこちらに向かい襲う。

左のホブゴブリンの攻撃を盾で防ぐが、間髪入れず右のホブゴブリンも攻撃を繰り出してきた。

左のホブゴブリンの攻撃を盾で防いでいた為少し硬直し、ガードが間に合わず無理やり右腕で攻撃を受け止め吹き飛ばされる。左のホブゴブリンは盾の反発により態勢を崩すが、右のホブゴブリンに吹き飛ばされた俺は何もできないでいた。


「くっそ痛ぇな。なんつう馬鹿力だよ。手加減位しろよ。こっちは一人なんだから」


またもや二匹のホブゴブリンが同時に俺に襲い掛かる。

今度は俺も走り出し、左のホブゴブリンに接近する。足元に滑り込みながらスコップで(すね)を攻撃をし、膝をつかせるのに成功する。


「弁慶の泣き所って知ってるか?肉も薄く、凄く痛いんだぞ?」


素早く立ち上がった俺は盾の反発を利用し、渾身の一撃を後頭部に命中させた。ホブゴブリンは黒い霧となり消えていく。

それを見ていた後方のホブゴブリン二体も重い腰を上げた。残り三体。


そこからは、ガチンコ勝負。スマートな戦闘とはいかず、殴り殴られながらもタバスコ入りのペットボトルをの中身をまき散らしたり、彩音のペティナイフで突き刺したりと出来うる限りの手を尽くし、一体又一体と無に帰していった。最後の一体となったホブゴブリンと対峙した時は、スコップを投げつける程に()()()()()()【主に関西で使われる用語 意:必死の最上級】で、何とか無事に倒す事が出来た。


「あぁーきちぃ!」


最後の一体を倒した後、その場に大の字に寝転がった。

流石に五体はキツかった。いくらランクが☆6になったからと言っても、最初から五体で襲われていたら勝てそうもない。それはホブゴブリンがタフであり、強靭な肉体をしているからである為に、生半可な攻撃ではダメージを与える事が出来ない。

それらを一人で倒した俺は心の底から湧き上がる何かを感じていた。これが達成感ってやつか・・・


少しは体の疲れも癒え、起き上がり次の階層を目指す。後方の入室した際の扉は依然閉まったままだ。

もし誰かがボス部屋に入ろうとしているのなら俺が邪魔をしている可能性がある為、早くここから立ち去った方が良さそうだ。そして階段に目を向けた時に、宝箱が階段横に置かれていたのを見つけ心が湧き踊る。


「マジか!やったぞ!」


宝箱の中身が気になり急いで近寄る。ボス部屋攻略の報酬か?ホブゴブリン五体も相手にしたのだから、良い報酬であってくれよ。そして、宝箱の蓋をゆっくりと開けた。


「グローブと・・・指輪か」


宝箱の中に入っていた指輪を手に取る。装飾もされておらずいたってシンプルな指輪で、内側には”雷光神鳴”と書かれていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ