表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リング~家族の絆 石橋を叩いて渡りたい~  作者: オスゴリラ
第2章 新ダンジョン
55/74

第55話

一月三日午前

俺達は、ダンジョン一階ロビーに到着した。

既に、抗議活動家達も勢揃いしており、相変わらずの喧騒だ。

おっと、ここで立ち止まっていると昨日の輩に絡まれてしまう。俺達はすぐにゲートを潜り(くぐり)階段を降りていった。

まだ、例の件まで時間はあるので、足早に六階層を目指して進む。そして六階層に着くと、ここでお待ちかねの装備を団欒部屋から取り出す。


「これが今回の宝探しの景品だ」


装備を並べ彼女達に選んでもらう。一応は彼女達の個性を考慮してお薦めの装備の説明をしたが、予想とは少し違い、シールドは俺が、レイピアは詩織に、太刀と小太刀は彩音が、そして鞭は美晴が手に取った。

美晴さんや、お願いだからこちらに鞭を打たないでね。そんな趣味はありませんから。


軽く武器の感触を確かめる為にゴブリンを探すが、ここで問題が発生した。それは、彼女達がバラバラに飛び出したからだ。

彼女達もランクが☆3となり、自信が付いたのだろうが少し心配だ。しかし誰を追いかけても無駄だと悟った俺は、諦めてその場でストレッチしながら帰りを待った。


待つ事十分。誰一人帰ってこず、一人待ち惚けしていると、詩織が戻ってきた。

詩織の話を聞くと、レイピアの性能がヤバかったらしい。突くと抵抗もなく貫通し、振るうと(しな)り叩き切りそうな勢いだったと。何それ怖い。チート武器ですか?それ私にくださいませ。


続いて彩乃が帰還する。

彩乃の方も性能がヤバかったようで、木刀も硬く威力も申し分ない訳だが、問題はこの先の太刀と小太刀の両方を装備してからだ。

二つの木刀を振るえば振るう程速度が上がり、病みつきになりそうだったらしい。何それ怖い。貴方がチートですか?その武器も私にくださいませ。



残りの美晴は戻ってこない。しかし遠くから笑い声は聞こえる。んー、やっぱり・・・・・


「パパ迎えに行ったら?多分無双して気持ちよくなってると思うわよ」


だよな。行って来るか。


笑い声のする森に入るが、笑い声の聞こえる場所まで距離がある。そして森を抜け草原に出ると、その先の小高い丘の上に笑い声の元凶が・・・・・・

もしもこのダンジョンが死体が残る仕様なら、死屍累々(ししるいるい)の惨状だったと想像できる程に鞭を振るう美晴がいた。


「キャハハハ」


「ったく、死体が残ってないだけましか」


美晴が未だ振るい続ける鞭を受け止め、美晴を静止させる。


「武器の練習は済んだろ?戻ろっか」


「宗ちゃん・・ごめん。気持ち良すぎてつい・・」


美晴をギュッと抱きしめ、心を落ち着かせる。

落ち着いたのを確認し手を繋ぎ、戻る道中のゴブリンは俺が処分していく。



さぁそろそろ時間だ。家族を守る為にも、気合入れて頑張るか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ