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リング~家族の絆 石橋を叩いて渡りたい~  作者: オスゴリラ
第2章 新ダンジョン
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第52話

「ただいま」


「宗ちゃんおかえり。宝探しどうだった?見つかった?」


ダンジョン協会での見物を終え帰宅した。妻の美晴が出迎えてくれて心から和む。


「勿論、しかも全員分あったぞ」


宝探しの過程までは言わない。黒歴史は水でザッパーンと流して忘れるに限る。


「ヤッタ!どんな武器?私のはどんな武器なの?」


「武器は団欒部屋に置いてある。どんな武器かは内緒だな」


「えー、宗ちゃん教えてよー」


ポカポカと背中を叩いてくる美晴は可愛いな。地力(意:本来の実力)が上がったポカポカは少し痛かった。


「詩織は?」


「まだ寝てる。まだまだ起きてこないわよ?」


まぁ昨日は遅くまで起きてたしな。しょうがない。初詣はもう少し先だな。




「おはよ~」


そこは遅よ~だろ。今、何時だよ。


「詩織~ご飯食べるの~?」


「いらな~い。初詣に行くんでしょ~。出店の屋台で食べるからいらな~い」


台所から美晴が聞くが、ご飯はいらないらしい。

初詣までまだまだ時間かかりそうだし、バイクのメンテナンスでもしてこよう。女性の支度は長いし。


チェーンの清掃をしながらバイクの調子を見ると、チェーンの伸びもあるので少し調整しておく。その後、空気圧、バッテリーも点検していき、一通りメンテナンスも終わったので手を洗い、リビングへ向かう。

そしてリビングに入った俺の目に飛び込んだ光景は、炬燵に潜り込み寛いでる二人の姿だった。

直ぐにたたき起こし外出の準備をさせる。二人曰く、寒すぎて外に行きたくないだった。冬なんだからしょうがないだろ。文句があるなら太陽にもっと近づけと言え。


俺達は自宅から少し離れた神社に辿り着く。この神社は昔の有名な偉人を奉り、学問の神様的存在らしい。俺も受験の時にお世話になったが、効果のほどは分からない。毎年多くの受験生が参拝し、本日も祝満員御礼大盛況である。


お参りも終わり、出店屋台での買い食いも終わらせ、車に戻って一息つく。ふぅ、酔える程の人の多さに疲れた。しかし何故人は神に祈るのだろうか?神にお祈りをして願いが叶う者もいれば叶わない者もいる。その差は?答えを求めるのには無理があり、自身の心の拠り所として祈るのが無難なのかも知れない。と、考えながらも琴音さんと言う存在を思い出す。あ、近くに居たな。神に近しき存在が。お布施と言う名のデザートに喜んでくれる神様(琴音様)が。



帰りに何処かに寄ろうかと思ったが開いている店は無く仕方なく家路につく。

帰宅すると彩乃の車が止まっており、孫の優乃が出迎えてくれた。


「じぃじおかえり」


「おぉ優乃、ただいま。あけましておめでとう」


「じぃじあけましておめでと」


用意しておいたお年玉を美晴に渡し、美晴から優乃に渡してもらった。そして詩織からのお年玉も貰い、その場でクルクルと回り喜ぶ優乃。孫の喜ぶ顔を見て目尻が下がっていくのが自分でも分かる。


「明けましておめでとう~。優乃にお年玉ありがと~。私には?」


「十歳若返ってきたらやるぞ?」


まだ十台に見えるんですー。なんて言ってるが、恥ずかしくないのか?とは言えない。


「それでお宝探しの結果は?それが聞きたくてここに寄ったのよ」


「四人分あったけど、お披露目はダンジョンに行ってからだな。楽しみは取っとけって言うだろ?」


「何それ。勿体ぶるわね」


勿体ぶる訳じゃないぞ?言葉で説明するより、実物を見て伝わる何かがあるだろ?例えば重さなんて持ってみなきゃ分からないし、レイピアなんて普通に生活してたらお目にかかる事もなく、想像すらできないだろ?て言うかレイピア知ってるか?


「まぁいいわ。今から旦那の親と一緒に初詣に行かないといけないから、今日は帰るわね」


「おぅ、今日は車も多いから気を付けて行くんだぞ」

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