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リング~家族の絆 石橋を叩いて渡りたい~  作者: オスゴリラ
第2章 新ダンジョン
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第49話

日本時間で一月一日0時0分0秒に世界各地で小規模な地震の報告が次々と上がって来る。震源地は全ダンジョンの有る各地であり、震度は微弱だった為揺れは感じ取れなかったが、確かに地震は発生した。まるで三年前のダンジョン誕生の時のように世界中で一斉に地震が発生したのだ。



一月一日未明、日本国首相官邸。首相を筆頭に内閣官房長官や防衛大臣、外務大臣に自衛隊統合幕僚長等が集まっていた。


「0時0分に、地震と同時に世界中にダンジョンが出現したと?」


「はい、その通りです」


「それで国内の被害状況は?」


「現在も調査中ではありますが、今の所国内での被害は確認されていません」


首相が大きく安堵の溜息をついた。そして顔を上げ次を促す。


「この件について世界各国から苦情が相次いでいます。我が国が何かをしたのだろうと」


「そんな訳あるはずないだろ。どうして日本なのだ?他にも日本と時差が無い国があるじゃないか」


「それは分かりません・・」


「同盟国のアメリカは日本の無実を信じてくれそうか?」


官房長官が首を横に振るのを見た木田首相は、立ち上がり自身の執務机に向かい何処かへ電話するのだった。


「木田です。大統領へ繋いでもらいたい・・・・・」





今頃日本政府は右往左往してるだろうな。種を知っている俺からすると可哀そうではあるが、俺には助けられる力を持ち合わせていない。と言うか、俺と言う存在を隠して情報をリークするのは無理がある。この監視カメラだらけの国内では。なので、俺に出来る事は一つ。これからに備え少しでも自身が強くなっておくことだ。


俺は今、一月一日の早朝からバイクに跨り(またがり)凍える寒空の中、ダンジョンに向けて走っている。そして俺がダンジョンに行く理由は・・・・・・彩乃の使い走りだ。通称”ぱしり”とも言う。

以前、琴音さんとの邂逅をはたした時に、ダンジョン産の武具について琴音さんに尋ねていた。すると琴音さんは彩音のボロボロになった金属バットを指差し『ゲームをしませんか?宝探しです』と提案してきた。場所はスライム溢れる二階層でだ。嫌な予感でしかないが、ボロボロになった金属バットの代わりになればと思い承諾した。そして日時も指定されていた俺は朝早くから、ダンジョン宝探しに旅立っていく。彩音はだって?今頃自分の家で寝てるに決まってるじゃないか。まだ四時半だぞ?それに早朝は俺達初老の覚醒時間(ブーストタイム)だ!さっさとお宝を見つけてとっとと帰るぞ!




ダンジョンに着いた俺はストレッチをそこそこに二階層に向けて旅立つ準備をしていると、いつものダンジョンゲートの横に、封鎖をされて入場する事は出来ないが新しいダンジョンの入口が見える。これは琴音さんから聞いていた情報なので驚きはしないが、この世界中に誕生した新しいダンジョンがこの先危険視されるのは俺達以外知らない。

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