第26話
「宗ちゃん?このスライム何か変だよ?色は薄いピンク色してるし、何か言いたそうにフルフルしてるよ」
た、確かにフルフルしているようにも見えるけど・・・それより何か言いたそう?『俺の仲間をよくも!!』みたいな?
「どうすればいいんだ?このスライムは敵だろ?」
「違うよ宗ちゃん。だってこのスライムさっきから動かないでフルフルしてるでしょ?ご飯が欲しいんじゃない?」
ご飯んん!?餌やるの?スライムに?
「パパ。そこのお菓子あげてみてよ」
俺の足元に転がっていたカステラの切れ端を拾い上げ、スライムの前にそっと置いた。
食べるかな?タバコも食べたから食べるとは思うが、スライムの好みなんぞ知らん。
「これで良いか?」
スライムはフルフルした後、置いたカステラに向かって進み、捕食した。
な、なんだか嬉しそうにしているように見えてきた。
捕食が終わり、フルフル震わせながら俺の方に向かって来る。
思わず、ペットの頭を撫でるかの様に手を伸ばしそうとした時一瞬躊躇ったが、恐る恐るスライムの頭に手を置いて撫でてみた。
おっ!ひんやりとしていて気持ちいいな。肌?の弾力も程よくプニプニとした感触。と言うか、これ撫でて大丈夫なのか?俺の手が溶けていったりしないよな?
スライムを撫でながら美晴と詩織を見てみると、なんか・・あの・・目がハートのようになっている気がした。
「宗ちゃん!「私も撫でたい!」」
お、おう。お前達、何だか凄い迫力だな。
「いいけど気をつけるんだぞ。まだよく分かってないからな」
多分大丈夫だとは思うが、念には念だ。
しかし、どうしてこのスライムは俺達に懐いているのだろか。
やはり、あのドロップ品が影響しているのか?
もし、あのドロップ品が魔物をペットに出来るアイテムとしたら、その価値はいったい・・・ヤバい・・バレたらどうしよう。
「所で、このスライムはどうやってこの部屋に入れたんだ?」
「それは、パパが落としたドロップ品が関係してるんじゃない?そしてあのドロップ品は魔物がペットになるアイテムじゃないかと思っているの。だからあれは高額って事ね。パパ一年分のスイーツよろしくね」
速攻でバレてら。だけどあれは不可抗力だろ?
それに、スライムが可愛いんだろ?スライムと仲良くなれたんだろ?だったら許してくれよ。
金額にもよるだろうがががが・・・
あ・・ヤバい。美晴の顔がデレデレになってる。




