表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
45/125

生徒会メンバー入り

 長期休みも終わり、僕は学園に帰って来た。

 皆と久しぶりに会えてとても嬉しかった。皆、変わりかないようで各自、長期休みを満喫したみたいだ。

 今日から学園の後期カリキュラムかスタートする。

 これまでは学園の先輩方と交流する機会はなかったけど、これからはどんどん増えていくそうなので、すごく楽しみだ。

 そんな思いを胸に抱きながら、僕は穏やかに毎日を過ごしていた。

 そんなある日の放課後、僕とリディアナは担任のアルベール先生に教員室に呼び出された。


「二人とも、すまないな。今日、呼び出したのは君達二人に話があってな。君達はこの学園の生徒会メンバーの選考方法について知ってるかい?」


 僕とリディアナは首を横にふった。


「この学園の生徒会は1学年から男女1人ずつが選出された12人によって構成されている。選出方法は前期学力テストの男女上位一名ずつだ。ということで君達ふたりが1学年の生徒会メンバーに決まった訳だ。ここまでで何か聞きたい事はあるか?」

「生徒会入りを拒否することは可能ですか?」

「可能か不可能かで答えるなら可能だ。だが今まで生徒会入りを拒んだ者は存在しない。それほど生徒会入りというのは生徒にとって誉れであるんだ。拒否なんてしたものならどうなるか私には想像が出来ないよ。それでも君は拒否するのかい?」


 結局のところ、僕らには生徒会に入るという選択肢しかないようだ。


「すみません先生。もちろん拒否するつもりはありません。入らせていただきます」


 僕が生徒会入りを認めると先生は今度はリディアナの方を見た。


「もちろん私も入ります。とても光栄な事だと思っています」

「わかった。生徒会に報告しておく。遅くなったがおめでとう! 君たちはこれから生徒の見本となれるよう頑張ってくれ。あと生徒会に入るにあたり注意事項を話しておく。生徒会の活動は基本的に放課後だ。いろいろな事を行うが一番重要な仕事は学園の行事の運営だ。この学園では様々な行事の運営を生徒会に一任している。詳しい事は上級生の生徒会メンバーから聞いてほしい。あと次に話す事は特に重要だ。今現在、生徒会メンバーにはこの国の王族が3人在籍している。五学年の第一王女ノアール様、四学年の第一王子クライブ様、二学年の第二王子メルクリオ様の3人だ。いくらこの学園では身分は関係ないと言っていてもさすがに王族は別格でな。特に第一王子のクライブ様は学力テストで上位というわけではないんだ。とりあえずこの3人には嫌われないように気をつけなさい。以上だ。生徒会の活動には明日から参加してもらう。放課後に教室に上級生を迎えにやるからその生徒の指示に従ってくれ!」


 先生の話が終わり、僕らは教室を後にした。


「王族の人がいるのかぁ。僕はまだ会った事がないから緊張するなぁ。リディアナはどうなの?」


 一応嘘は言っていない。本当に僕は王宮で異母兄弟たちに会ってないんだ。


「私は子供が集まるお茶会でクライブ様とメルクリオ様には会った事があるわよ。ノアール様は無いけど噂ではとても素晴らしい人だと聞いたわよ。まぁトーラスなら大丈夫よ。見た目ならあなたが一番王子さまよ。胸を張りなさい」


 リディアナの言っていることは意味不明だが少し気分が楽になった。

 次の日、授業が終わり、リディアナと教室で待っていると上級生の女の人が入ってきた。


「はじめまして。二人がトーラス・ロンベスター君とリディアナ・アシュレーさんで合っているかしら」


 僕らは頷く。


「私はこの学園で現在生徒会長を勤めているノアール・ジルベスターと言います。これからよろしくね。二人を生徒会に歓迎します。今から生徒会室に向かいますがよろしいですか?」


 僕らを迎えに来たのはまさかの第一王女のノアール様だった。 

 金髪で濃い青い瞳をしたとても優しそうな女性だった。

 僕はこの人が異母姉かぁとノアール様を見つめていた。


「トーラス君どうしたの? 私の顔に何かついているかしら?」


 ノアール様の言葉に僕は我に返った。


「すみません。ノアール様がとてもお綺麗で見惚れてしまいました」


 僕の言葉になぜかノアール様は意味深な笑みを浮かべていた。


「ありがとう。お上手ね。でもトーラス君には負けるわね。リディアナさんもそう思うでしょ」

「もちろんです。トーラスは天然たらしの王子様ですからね。しかし、ノアール様も負けず劣らずの美しさです。噂では聞いておりましたが、実際に会ってとても驚いています」


 ノアール様は『今年の新メンバーは二人とも良い子ね!』と言い頭を撫でた。

 その後、気を取り直して生徒会室に向かう事になった。

 生徒会室は普段、僕達1学年の教室とは棟一つ離れている。普段は行くことも無いので少し緊張さした。

 

「今の生徒会メンバーは少し変わり者が多いからびっくりしないでね。じゃあ入るわよ!」


 ノアール様の声と共に僕らは生徒会の中に入った。


一旦、投稿した後に第一王女ノアールの学年を六学年から五学年に第二王子メルクリオの学年を三学年から二学年に変更しました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ