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早く知りたかった

そのテンションは

杏菜あんなの投球で完全試合と世界大会の頂点に立った福山ふくやまPhoenixリトル。テレビで聞いた台詞かも知れないが、初めて自分で自分を褒めてあげたい。そう感じていた杏菜あんな


試合が終わって日本に帰国をして、新幹線を乗り継いで帰ってきたらほぼ2日が過ぎていた。お勉強をする時間が少なかった分をここから取り返さないといけないなと感じていた杏菜あんな


すると杏菜あんなのキッズスマホがバイブ音が鳴り響く。誰だろうと思って電話に出たら虹恋にこちゃんだった。今から寝ようとしていたのにと思いつつも何か緊急の電話かも知れないかもと電話に出た。


「今大会のMVPの杏菜あんな姫で合ってますか?アメリカから帰国して忙しいと思うけど、明日はたんぽぽ女子中学校の学校説明会が午前10時からあるけど何時から行く?チラシもらったけど行く?」


駅前で新しくオープンするカフェのチラシもらったからよかったら行こうよ。そのノリで誘われてもと思ったが、杏菜あんなはたんぽぽ女子中学校の学校説明会がある話は知らなかった。


夜に杏菜あんなパパと杏菜あんなママにも話をした。明日、受験する予定のたんぽぽ女子中学校の学校説明会があると。


当然、何故もっと早く言わなかったと言われるのは承知の上だったが何も言わずに杏菜あんなパパと杏菜あんなママはじゃあ遅くとも9時には家を出ないといけないとダメだねと直前に話をした杏菜あんなとがめようとはしなかった。理由を聞いたらあらかじ虹恋にこちゃんママから聞いてたという流れだった。


そして翌日、杏菜あんな杏菜あんなママとホントに偶然だとずっと言っている杏菜あんなパパと共にたんぽぽ女子中学校の学校説明会を聞くために向かった。


この時、杏菜あんなとしては久しぶりに校舎に踏み入れた。高校受験以来で、中学校はこうなっているのかと久しぶり感を出してはならない。あくまでも初めて感を出さなくてはならない。


話を聞き終わってたんぽぽ女子中学校では私立中学校受験では珍しくスポーツ推薦や特待生制度を設けられているという話が出て、悩んでいた。スポーツ推薦をするには充分と言えるくらいの実績があると考えていた杏菜あんな


とはいえ、スポーツ推薦であっても特待生制度を使って入学するとしても勉強から解放されるという訳ではなくてある程度の学力を維持しなくてはならないとされている。


帰りに虹恋にこちゃんと虹恋にこちゃんママ、虹恋にこちゃんパパと合流してお昼ご飯を食べに近くのファミレスに向かった。


そこでの話は専らたんぽぽ女子中学校の受験をどうするかという話で持ち上がりだった。すると虹恋にこちゃんが手を挙げた。


「すみません、今お話を聞かせてもらったばかりなので今回の話を1回家に帰って持ち帰ってから考えたいと思います」


それを聞いて杏菜あんなパパ、虹恋にこちゃんパパからどこの営業マンだよとツッコミを入れつつも早めに言ってねと笑いながら答えていた。

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