頂上決戦
悩み中
全勝で決勝に進出した日本代表の福山Phoenixリトル。
チェコ戦ではコールド勝ちが出来たものの、じゃあ全試合コールド勝ちで予選を勝てたと言われればそうではない。同じにある近隣の台湾やプエルトリコやバナマ、ベネズエラにオーストラリアといった国は野球大国と呼ばれるだけあって勝てたのが不思議なくらいのゲーム運びだった。
特に台湾戦では、先発の虹恋ちゃんが打ち込まれて延長戦までもつれてサヨナラ勝ちを収めて決勝戦にも投げられるものの、投球制限で30球しか投げられない。予選の最後と決勝戦まで中1日あったのがまだ救いといえる。
決勝戦は、国際グループチームの覇者でもある日本代表の福山Phoenixリトルとアメリカグループチームの覇者でもあるサウスペンシルベニアリトルとの戦いに決まった。
ここまでアメリカグループを制してきたサウスペンシルベニアリトルは打て打てと1度打ち出したら止まらない打線で、クリーンアップだから気をつけよう。下位打線だから少し力を抜けるといった小細工は出来ない。
攻めに攻めで対抗しても相手のペースに乗せられるだけ。それにピッチャー陣は珠は速いが、コントロールがめちゃくちゃいいと言われたらそうではない。自分で言うのは何だが、コントロールだけならば杏菜の方がいいと考えている。高校野球でも速い球は打てるけど、遅い球は打ち崩すのは難しいチームが多くある。
その中ではアメリカ代表のサウスペンシルベニアリトルの先発は杏菜しかいないだろうと勝手に考察をしていた。もし、最大の85球に達してしまったら虹恋ちゃんや他のピッチャーもいるからと自分に言い聞かせていた。
そして勝っても負けても最後の試合のスタメンで1番ピッチャー杏菜、3番ファースト虹恋ちゃんと何かあれば虹恋ちゃんにもマウンドを上がってもらう布陣になった。
1回表、ペンシルベニアリトルは1番打者からバットを長く持っていてならばと相手を交わす形で初球にスローカーブでビッチャーフライ。2番打者をムービングファストボールでファーストゴロ。3番打者をパームボールでファーストフライに抑えた。
1回裏、いつものルーティーンでヘルメットを被って軽く素振りをしてピンクのリストバンドを触って左打席に立つ1番打者の杏菜。初球のストレートを見送ってストライクを取られた。バントで揺さぶりをかけてフォアボールをもぎ取った。
2番打者がヒットエンドランを決めて3番打者の虹恋ちゃんがタイムリーを放つもこのイニング1点しか入らなかった。
その後は杏菜が変化球主体でアメリカ打線を誰1人塁を踏ませない完璧なピッチングで抑えるものの、その後は1番打者の杏菜、3番打者の虹恋ちゃんと勝負をしてもらえずに追加点が取れずにいた。
この試合、アメリカ打線に1試合最多投球数の85球を要したものの四死球なしでエラーなしで完全試合を達成して大会MVPにも輝いた。
大会MVPに輝いたものの、結構ファールで粘られて大変だったけど打ち取られてよかったと感じる。




