戦法
どうするか
世界大会に出場するのは日本代表の福山Phoenixリトルの他に国際代表グループには、台湾やメキシコ、カナダ、ドミニカ、プエルトリコ、パナマ、ベネズエラ、、イタリア、、オーストラリア等の10ヶ国になる。
開幕前に渡米をしている日本代表の福山Phoenixリトルは各刻はどのような野球をしてきてどうすれば勝てる確率が高いのかを練習後に動画サイトで研究している。
ピッチャーは杏菜と虹恋ちゃんを含めて4人いる。全国大会同様に球数制限と休息日ルールが適用されるからどこのチームに誰を投げさせるべきかと頭を悩ませていた水瀬監督。
開会式を迎え、日の丸のユニフォームを纏って行進をして今から世界の猛者と戦うのだと身が引き締まる思いでいた。英検3級相当の英語が杏菜だが、何を言っているか全く分からなかった。
開幕ゲームは先攻チェコ、後攻日本で試合が行われる。そのまっさらのマウンドに上がるのが1番ピッチャーの杏菜。マスクを被るのが3番の虹恋ちゃん。
球数制限のあるリトルリーグではいかに少ない球数で投げられるかが肝になる。だからこそ打たせて取るのが杏菜のピッチングスタイル。
左にグローブを付けて、虹恋ちゃんのサインを確認をして初球にストレートをピッチャーフライに打ち取って、2球目にパームでキャッチャーフライ。3球目にサードゴロに打ち取った。
予選はトーナメントとは違い、負けても次があるし敗者復活戦も設けられているから気楽にプレーをしようという気などさらさらなかった杏菜。
予選の初戦が勝つか負けるかでその後の行方も変わってくる。それは相手がどこだろうが関係ない。そう自分に言い聞かせてピンクのリストバンドを触れてから右打席に立つ。
高めのストレートを振り抜くとレフトオーバーの当たりで先頭打者初球ランニングホームランてダイヤモンドを1周してホームインする。甘いボールか来たらどんどん振っていこうと声をかけた。
2番打者がフォアボール、3番打者の虹恋ちゃんがヒットエンドランを皮切りに8点を奪って再び1番の杏菜に回ってきた。0アウトランナー2塁、3塁。次は左打席に入るとスクイズのサインが出て、3塁線に決めてタイムリー内野安打という形になって気がつけば15点取っていた。
打たせるピッチングの杏菜は3回まで1人のランナーも出さず、1球て抑えていて試合が4回でコールド勝ちした時には12球と超省エネピッチングでバッティングでも1打数1安打1本塁打、2打点という上々の仕上がりにひと安心する杏菜。20球以内のため、翌日の試合にも休息日なしで登板が可能となった。
この日登板した、杏菜だがこれなら日本の全国大会に出場したチームの方が強かったという気持ちは全くない。その日の体調であったり、出場する選手が違ってどこが着ても全力で戦うのが礼儀だと考えていた。




