鮮明
強烈
朝、起きてテレビのワイドショーを見る杏菜。この時の話題が2020年のオリンピック開催地がどこになるのか。
杏菜が戻ってきた2012年や年の明けた、2013年にはまだ決まっていなかったのかと驚かされた。候補地は日本の東京以外に他の都市ではスペインのマドリード、トルコのイスタンブールという都市の戦いが行われていた。
当然、2019年から来た杏菜としては東京に決まったは知ってその後は2019年の秋にはラグビーワールドカップで新国立競技場で行われるのも、建設費高騰や様々な理由で完成が間に合わず、違う都市で行われるとウワサになっているのも知っている。
とはいえ、杏菜ママや杏菜パパに学校のクラスメイト。そして福山Phoenixリトルの仲間やコーチに水瀬監督にいたる杏菜に関わる人に言わない。というよりも言えないと言った方が正しいかも。
オリンピックの開催地だけでなく、これから起こり得る出来事を言えば鈍感な人ならばスゴいね。未来予知が出来るのかと言われるかも知れないが、全員が関わる全員が鈍感なはずがない。
特に誰よりも仲のいい虹恋ちゃんは読心術を持っていて、誰よりもカンが鋭い。スグに見破られるし、杏菜ちゃんがこう言ってたのに違ったとなれば混乱を招きかねない。
杏菜にとってこの2013年という年は特に印象が残っている。その理由は毎年、12月に流行語大賞が発表される。過去に例があったかどうかは分からないものの、4つの単語が受賞したからだ。
1つ目は塾講師の方が手振りしながら語りかけるあの言葉。2つ目にテレビドラマのキャラクターが放ったの言葉。3つ目に朝ドラで東北地方を舞台にした海女さんのキャラクターが言ったあの言葉。4つ目に東京オリンピックでの招致する時に身振り手振りしながら言ったあの言葉があったから。
当時は流行語を越えて社会現象と呼ばれるくらい、それぞれの言葉を何かにつけて言って、乱用と言ってもいいくらい子供から大人まで老若男女問わず使っていた記憶しかない。
杏菜として、虹恋ちゃんや福山Phoenixリトルのチームメイトとかなら最悪悟られるのは許容範囲だが、それ以外の人にまで何でもかんでも自分の姿を見オープンにするつもりは全くない杏菜。可能ならば杏菜ママも杏菜パパにもナイショにしたい。
その理由は、突然娘が実は何がどうなったか分からないけど未来から来た。そう言ったら何を言っているのか。体調が悪いなら病院に行こうとなるのは目に見えている。いらぬ心配をかけたくない。
2012年の時もそうだったが、2013年に起きているのをタイムリーで知れるのは嬉しい。あの感動を今の喜びとして燥げるのは過去に戻ってきた醍醐味になる。
他人とは違う目線で楽しむしかないと決めた杏菜であった。




