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招待
杏菜の家に着いた虹恋ちゃん。手を洗ってリビングにいる杏菜ママと杏菜パパに会釈をした。
杏菜がずっと気になっていた手土産を取り出すなり、「コチラつまらない物ですが、是非とも皆さんで食べてください」そう言っていた。
虹恋ちゃん、気を遣ってくれてありがとう。後で虹恋ちゃんも食べようね。礼儀正しい子だねと杏菜パパと杏菜パパが話していた。
読心術で見なくても顔を見れば緊張しているのが伝わって来た。緊張感を解そうとしていた杏菜。どうしたらいいか考えていた。
リビングをハロウィン色にしようと装飾を見るなりかわいいとテンションが上がっていつもの虹恋ちゃんに戻ってきていたとひと安心していた。
ちょっと御手洗借りますとリビングを後にする虹恋ちゃん。その間、夏に対戦相手として戦った時や福山Phoenixリトルに来てからの話やクラスでの様子を話していた杏菜。優しくて人懐っこくてかわいくて話の尽きない女の子だよと話をしていた。
するとリビングに入ってきた虹恋ちゃん。
「遅ばせながら現れたカボチャ戦隊パンプキンマン登場。くらえ、ツインテールクルクルアタック」
杏菜ママ、杏菜パパは思わず口をあんぐりして言葉が出ずにいた。杏菜も最初見た時は同じリアクションだったからと伝え、パンプキンとカボチャは同じだよと思わずツッコミを入れずにはいれなかった杏菜。
よかったら寛いでいってねと虹恋ちゃんに伝える杏菜ママ。せっかく頂いたからみんなで食べようと袋を開けるとそこには水羊羹が入っていた。
杏菜も含めて福山家は洋菓子も好きだが、それ以上に和菓子が好きだった。とはいえ、虹恋ちゃんに和菓子が好きという話をした覚えがない。そうなれば、読心術で勝手に読み取って用意をしたに違いない。
水羊羹を食べながら虹恋ちゃんの話は杏菜からよく聞いているよ。リトルや学校ではどういう感じ?そう聞く杏菜パパ。実際に言っているのと読心術で聞いてみようとする杏菜。まるで同時通訳みたいにしてみよう。
「リトルや学校で杏菜がいるから今の虹恋が何不自由生活出来ていると思います。初めて学校に行った時も隣に杏菜ちゃんがノートに困ったらいつでも声掛けてねって言ってくれたのは今でも覚えていて、杏菜ちゃんに嫌われたらこの福山市という街で生活出来る自信がないです。どうしたらこんなに優しくてかわいくて素晴らしいお子さんになるのかと虹恋ママも虹恋パパも言ってました。これからも杏菜さんと末永くお友達でいさせてください」
そう頭を下げる虹恋ちゃん。隣で聞いていて恥ずかしくなる杏菜。思わず虹恋ちゃんは結婚の挨拶に来たのかと言う杏菜パパ。
晩御飯は少し高いお肉や野菜に海鮮をホットプレートで焼いている時も話題の中心は終始、虹恋ちゃんの話題で持ち切りになっていた。
虹恋ちゃんと出会ってまだ数週間で、どこまでが素なのか?どこまで天然でやっているのか?分からない杏菜であった。




