ミラクル
モリモリ
ホットプレートでお肉や野菜、海鮮と色々な食材を焼いた杏菜と虹恋ちゃん。普段は自分の部屋で1人で寝ている杏菜だがこの日は虹恋ちゃんが泊まりに来ていて、1つのベッドで2人で寝ようと話になった。
明日は練習試合だから早く寝ないといけない。そう思っていてら杏菜ママからLINEが届いて虹恋ちゃんに食物アレルギーあるか確認するの忘れてた。今更だけど聞いてもらってもいい?そう送られてきた。
その場で虹恋ちゃんに食物アレルギーがあるか確認するとないと答えるからないと返信した。そして杏菜は力尽きて眠りについた。
翌朝、アラームで目が覚めた杏菜。気持ちよさそうな顔をしている虹恋ちゃんの姿を見ると起こすのが可哀想に思えてきて、この家から何分前なら家を出ても間に合うかを逆算をして、再度アラームを設定する。
アラームが鳴って、あたふたする虹恋ちゃん。何となくこうなるのは織り込み済みだった杏菜。ユニフォーム着て、朝御飯食べてから顔を洗ったら家を出るよと促した。
10分もかからず用意をして、家を出ようとする虹恋ちゃんにお弁当忘れているよと差し出した杏菜ママ。練習試合どうだったかまた教えてねと杏菜と虹恋ちゃんを見送った。
集合時間5分前に河川敷のグラウンドに着いた。今日、練習試合の対戦相手ってどこだっけ?そう言おうとした杏菜の目の前に現れたのは虹恋ちゃんの古巣、浜田松蔭リトルだった。
第1試合、福山Phoenixリトルが先攻で3番ピッチャー虹恋ちゃん。4番ファースト宏斗君。5番ライト将希君。そして、杏菜は6番キャッチャーでスタメン出場する。
1回表、連打でチャンスで3番の虹恋ちゃんがセンターオーバーのスリーベースヒットから3点先制した。その裏、キャッチャーマスクを被った杏菜が先発ピッチャーの虹恋ちゃんの元に駆け寄ると、サインはいらない。お互いに読心術バッテリーとして抑えよう。そう話す。
とはいえ、キャッチャーがサインを出さないなんて聞かない。とりあえず首を振ったり頷く素振りはしてと伝えてキャッチャーサークルに戻る杏菜。
ストレートも変化球も杏菜とは比べ物にならないくらい手元でノビているし、変化球のキレもホントに小学生なのかと疑う程だった。
3者凡退で抑え、2回表の攻撃で6番の杏菜に打席が回ってきてフォアボールを選んだのをキッカケに打者1巡の猛攻で4点を取り、3番の虹恋ちゃんは内野安打で出塁していた。
また杏菜に打席が回ってきて、状況は1アウトランナー2塁。ヒットになればいいなと右打ちをするとセカンドゴロで進塁打となった。そして打撃開眼したみたく、連打でまた虹恋ちゃんに打席が回ってきて今度はツーベースで2点を入れて9対0となった。
2回裏も内野フライ3つであっという間にチェンジになった。3回表、先頭打者の虹恋ちゃんがホームランを放って10点目が入ったタイミングで、時間コールドとなった。
いくら練習試合とはいえど、サイクルヒットを生で見られるとは思いもしなかったと興奮する杏菜。スゴい選手が加わって嬉しい気持ちだ。




