楽しい雰囲気
どんちゃん騒ぎ
虹恋ちゃんに先にご飯を食べるか?それともお風呂に入るか?そう聞かれた杏菜。だが、虹恋ママからもうすぐご飯だからという声が聞こえ、どうやら選択肢はなかった。
杏菜は虹恋ちゃんの隣に座ってこの日は杏菜が泊まりに来るというので態々《わざわざ》お寿司とオードブルを注文をしてくれたと話してくれた。
思わず何の手土産も持たず来てしまい、すみませんと頭を下げると小学生がそんな事を気にしなくてもいいと言われてしまう。しばらく談笑していると、虹恋パパが家に帰ってきてお邪魔してますと会釈をする。
虹恋パパが手を洗って、着替えてリビングにやってきて手を合わせてジュースで乾杯をした。
虹恋ママからは遠慮なく食べてねと言われるものな、お寿司とオードブルの大きさを見てザッと5000円~6000円は下らないだろうと見立てていた。遠慮なく食べてと言ってもいきなり遊びに来た人がガッツいてのもどうかと躊躇していた。
すると虹恋ちゃんが声を上げる。
「杏菜ちゃん、遊びに来ていきなりガッツいていいものか躊躇してるでしょ?別にみんなで食べ切れるなら食べればいいし、食べ切れなかったら明日以降も食べればいいよ」
流石の虹恋ちゃん。読心術を見破られて助けられるとは思いもしなかった。そういえばまだ自己紹介していないと思った杏菜だった。
「申し遅れましたが、虹恋ちゃんのクラスメイトそして福山Phoenixリトルのチームメイトでもある福山杏菜と申します。明るくてかわいい虹恋ちゃんにいつも助けられています。虹恋ちゃんの名前の由来を聞いてステキだなと感じました。仲良くしてもらえればと思います」
杏菜ちゃん、長い挨拶ありがとう。食べないとお寿司もオードブルも全て虹恋が食べちゃうよ。そう話している。
虹恋パパと虹恋ママから杏菜ちゃんの話は聞いているよ。色々と助けてくれているみたいでありがとうと話してくれた。
その後、虹恋ちゃんから簡単に杏菜について話してと伝えるとリトルリーグを始めたキッカケからプリンを開発するキッカケや県大会から県大会優勝での前後や全国大会出場を決めて、開会式後にスタンドで試合を観ていたと怖くなる程その現場にいて遭遇したと言うくらいペラペラと事実を述べる。
さっきその話してないのにどうしてそこまで知っているのか?虹恋ちゃんの読心術が怖くなってきた。杏菜も読心術が使えるからいいけど、他の人にはやり過ぎないでね。ここまで読まれていた。
お寿司とオードブルを食べ終わるの、虹恋ママがどこかで見覚えがあると冷蔵庫からプリンを取り出した。もしかして、今さっき虹恋が言っていたプリンってコレ?そう言われた。
久しぶりに「福山ゾウちゃんスタープリン」と思わず声を出した杏菜。皆さんにかわいがってもらっているみたいで嬉しい気持ちと答えた。
外はザーザー降りだったが、それにも負けないくらい虹恋ちゃんの家ではずっと虹恋ちゃんの話と杏菜の話で盛り上がっていた。
その後、お風呂も共に入って同じベッドで寝る。これまで以上に虹恋ちゃんと仲良くなった気がしていた杏菜だった。




