いいのだろうか
お呼ばれ
虹恋ちゃんの独特のストレートをどうやって投げられたのか?家で出来る練習とかあるのかと根掘り葉掘りと聞いていた杏菜。
家では、ボールを真上に投げてキャッチする動作を繰り返し、安定した逆回転(縦回転)がかかっているか指先で確認する。
他にもネットで調べるとジャイロ回転と呼ばれるピストルの弾やドリルが進む時のように、ボールの回転軸が進行方向を向いて螺旋状状に回転することです。空気抵抗を受けにくく、ストレート「所謂ジャイロボール」と呼ばれるノビのあるボール。
この2つのストレートを投げ分けられたり、併せ持ったストレートを投げられればストレートという名の変化球を投げたいと考えていた杏菜。
リトル練習や自主練習でどれだけ投げ込んでいてもそのジャイロボールと呼ばれるボールは投げられない。ならば虹恋ちゃんの近いストレートを投げたいと切り替えた。
土曜日、リトルの練習を河川敷《 かせんしき》で行われていて帰ろうとしていた杏菜。すると虹恋ちゃんが声をかけてきてよかったらウチに遊びに来てよ。そう言われた。
特に家に帰って予定はなかったからいいよと答えた。でも、お泊まりするならパジャマなり色々用意しなきゃいけないと併せて伝えた。
現在の時刻は12時を回っていた。だからお昼ご飯を家で食べて虹恋ちゃんの家に行くねと伝えた杏菜。1度家に案内してもらった。
自転車を押しながら虹恋ちゃんとお喋りをする杏菜。時間はスグに過ぎて虹恋ちゃんの家に着いた。ここって小学校の学区内なのか?そう思いつつも小学校の学区を全て把握していると言うわけではないからなと自分に言い聞かせた杏菜。
9月だというのに、外はまだまだ暑くて寒さ暑さもお彼岸までじゃないのかと杏菜は嘆きつつも家で冷やし中華を食べていた。
ママに虹恋ちゃんの家にお泊まりに行くと伝え、バジャマや着替えと必要最低限な物をリトルのリュックに詰めて自転車で走る。
さっき歩いた時、この辺りだったよなと思いながら自転車を走っていると家の前で虹恋ちゃんが待っていてくれた。間違って人の家に呼鈴を鳴らさずにすんでよかったと談笑していた。
虹恋ちゃんの家に上がらせてもらい、靴を並べて自己紹介も兼ねて虹恋ちゃんママにご挨拶をしようとしていた杏菜。
虹恋ちゃんママに会って会釈をして挨拶をしようとしたら虹恋ちゃんが杏菜ちゃんについては全て話してあるからとサムズアップしていた。
そして部屋に来てと促されて虹恋ちゃんに案内された。前持って杏菜がお泊まりに来ると伝えてはあるだろうけど、ちゃんと杏菜が来たと伝えないとパパもママも心配になるよといいかけた。
きっと同じ読心術を持つ同士、きっと今思っているのも織り込み済みだろうけどと思っていた。女の子友達の家に行くのなんて何年ぶりだろう?そう考えていた杏菜だった。




