↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
52/100

聞かせて

ヒミツ

学校に馴染なじんで来ている虹恋にこちゃん。元気で明るくて前よりもクラブ内に活気がある感じがしていた杏菜あんな。リトルリーグでも誰よりも野球が上手いのに、それをひけらかす感じではなく謙虚で1番声を出している。


杏菜あんなとしては、虹恋にこちゃんみたくなりたい。夏の全国大会で対戦した時にバッターボックスで感じたストライクゾーンにきたからスイングしたり、バントをしたがその時にはバットの下を振っていてバントもまともにさせてもらえなかった。どうしたらあのボールが投げられるのか。


例えるならば、ソフトボールでよく投げられるライズボールというボールでストライクゾーンにきたから振ったら浮き上がってボール球を振らされるあの感覚に近い感じでいた。


金曜日、授業が終わって帰ろうとしている虹恋にこちゃんに声をかける杏菜あんな。投げ込みをして、試行錯誤をして身に付けたあの独特の秘密兵器とも言えるボールを教えて欲しいと言って2つ返事でいいよと教えてくれないと分かりつつも頭を下げようとお願いをしてみた。


虹恋にこちゃん、ちょっといいかな?この後時間ってあるかな?よければ公園でキャッチボールしない?夏の全国大会で見た虹恋にこちゃんのあの浮き上がるストレートを杏菜あんなも投げたいの。無理だと言うのは分かるけど、是非とも教えてください。お願い」


そう頭を下げた杏菜あんな。しばらく虹恋にこちゃんは考えていいよと笑顔で答えてくれた。


「仲間がレベルアップすればチームが勝ち上がる確率も上がるし、何よりもリトルや学校で右も左も分からない虹恋にこに色々と気にかけてくれたのは他でもない杏菜あんなちゃんだし、読心術を持つモノ同士いつか聞かれると思ったよ」


流石さすが読心術を持つ虹恋にこちゃん。杏菜あんなの考えはもうお見通しではなく、筒抜け状態に近いと言える。


家の方角が違うから帰ったら河川敷かせんしきのグラウンドに来てと約束を交わした。それを聞いて杏菜あんなはお気に入りであるピンクのリストバンドとピッチャー用グローブ、キャッチャーミットを持って自転車で河川敷かせんしきグラウンドに向かう。


杏菜あんなが着いた頃には虹恋にこちゃんは既に着いていて、声を変えようとしたら欠伸あくびをして待っていた。


虹恋にこちゃんに声をかけて、ブルペンに向かう。まず、キャッチャーミットを付けて虹恋にこちゃんのボールを受ける杏菜あんな。ど真ん中に構えているのに捕球した時には何cmノビているのか聞きたいくらい浮き上がっている。


虹恋にこちゃんに握りはボールの縫い目(Hのライン)に人差し指、中指、薬指などを深く、または浅く引っ掛けます。親指も縫い目にしっかりと掛けて固定し、手のひらとボールの間にわずかな隙間を作る。


リリースする時は腕を振って下からリリースする際、ストレートのように手のひらを前に向けて投げるのではなく、リリースの瞬間に手首を縦に使います。ドアノブを上方向にひねるような感覚でボールを真上に弾き上げると、強い回転を生み出せると思うよとボールを渡された。


握りとリリースを聞いてじゃあ投げてみてと言われてもそうスグに投げれない。何だかパームボールを投げている時みたいな感覚で、根気よく投げれる練習する必要があると感じた。


ちなみにこのボールに名前はあるのかと聞いたら、

特にないよと返ってきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。