↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
27/100

その名は

どんな打者か

土曜日、朝から雨が降って気持ちもブルーになっていた杏菜あんな。今日の練習はどうなるのかなと思っていたら水瀬みなせ監督から電話がかかってきた。


午前9時から河川敷かせんしき近くにある会議室にユニフォームで来て欲しい。そう言われて電話が切れた。今回は家に電話かかってきたけど、連絡は監督からキャプテンを通じて個々に電話をかける連絡網方式なのか?それともLINEでやり取りするのか?そうなると杏菜あんなもスマホを持たなくてはならない。


それは聞いてから聞くとして、ひとまず傘をさして

会議室に向かった杏菜あんな。全員集合して、着席を促された。何で集められたのだろうか誰にも分からなかった。


水瀬みなせ監督が自分がどういう打者なのかを言語化して欲しいと突然言われた。全員が改めて、自分がどういう打者なのか考えていた。


それぞれ出塁する、確実に送りバントを決める、際どいボールをファールにして長打を打つといった各自が目的を持ってやっていると改めて感じた。


そうして最後に杏菜あんなの番が回る。

杏菜あんなとしては、送りバントだけでなくランナー2塁の場面だったら自分がアウトになっても進塁打を打ったり、ランナーがいなければクリンヒット打てれば理想ですが、内野安打でも塁に出てかき回す。塁に出したくないとピッチャーに思わせたい」


そうは言ったものの今の杏菜あんなではそれは難しい。そのためにも足を速くするのは勿論もちろん、選球眼や芯で当てる確率をジャストミートをしなければならない。


続いて個人に引き続きチームとしてどういうバッティングをしていくかという話になった。打て打てといくアグレッシブベースボールでいくのか?それとも送りバントや盗塁、エンドランを攻撃のメインとするスモールベースボールするのか?どうするのがいいか、水瀬みなせ監督も含めて全員で考えていた。


すかさず野球初心者でもある杏菜あんなが手を挙げた。

「アグレッシブベースボールとスモールベースボール、そして強力な打力頼るのではなく、投手力・守備力・走塁といった「守り」を中心として最少失点で勝利を目指す野球のスタイルのディフェンスベースボールを組み合わせたハイブリッドベースボールとか出来ないですかね?打ちながら小技を使いつつもその点を守る。みたいな……?」


ハイブリッドベースボールか……。考えもしなかったと水瀬みなせ監督は呟く。言われてみれば別に1つの型にはめる必要はない。今、福山ふくやまさんが言ってくれたハイブリッドベースボールって言うのは結局そのケースに応じてどうするかっていう話。みんなでこのハイブリッドベースボールを作りあげよう。


最後円陣を組んで、ハイブリッドベースボールで全国大会出場するぞとキャプテンと意気込んだ。


どうしても水瀬みなせ監督やキャプテンがやたらとハイブリッドベースボールと言っていて、何かのツボにハマった感じがして仕方ない。言うだけでなく、それを体現出来なくては意味がないなと自分で提案をして感じで仕方なかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。