↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
24/100

懇願

秘密の特訓

エースの宏斗ひろと君からピッチャーをやらないかと言われて動揺している杏菜あんな。プロ野球中継を見ていても、解説の人がよく試合を作るのも壊すのもピッチャー。そんな大役をついこの間リトルリーグに加わったそれも実力も技術もない人に何で勧めるのか分からずにいた。


家に帰って、どんなフォームがいいかなと考えていて理想としては右でも左でも上からでも下からでも投げたい。


そして、どんなピッチャーを目指したいかと考えた時に奪三振は見ている人を魅了するが球数を要する。球数制限のあるリトルリーグでは、少なく抑えたいと考えていた。そうすれば何かあった時のリリーフ登板出来る。


とりあえず晩御飯を食べてからお風呂が湧くまでの時間に宿題を終わらせて姿見でシャドーピッチングをする。やるからには戦力にならなきゃ逆に足を引っ張る形ではダメだと思っていた。


お風呂に入って翌日の用意をして眠る。前に国語のテストでつい漢字で書いたら習っていない漢字を書いてはダメと答案用紙に書かれていて満点を逃すという痛恨のミスをしていてピッチャーでは気を付けないと。


翌日、学校に行って授業が終わったら科学部に行く杏菜あんな。もうちょっと真剣に取り組めばよかったなと思いつつも、これからは科学部での実験も野球も手を抜かずにやっていきたい。


科学部が終わって帰ろうとすると、宏斗ひろと君からグローブを持って河川敷かせんしきのグラウンドに来て欲しい。そう言われた。その意味は何となく理解出来た。硬式ボールを公園で投げて誰かに当たったらどうなるかという配慮だろう。


家に帰ってランドセルを部屋に置き、グローブを持って河川敷かせんしきに行くとママに伝えて家を出る。自転車を乗る時にも気をつけなきゃと呟きつつ向かっていた。


グラウンドに行くと既に宏斗ひろと君が待っていた。杏菜あんなが自転車を止めてグラウンドに入る。


まず軽くキャッチボールをする。チームのエースと呼ばれるだけあって宏斗ひろと君が投げるボールはキャッチボールでも球が速くて重たい。数10球投げ終えるとブルペンに案内された。


歩幅を合わせて穴を掘って、軸足で踏ん張って投げる。まずはこのイメージを持って投げてみてとボールを渡された。勝手に「ブーメラン投法」と名付けた斜めから投げ込んだ。中々歩幅が会わずに途中で転んだ。


拗ねて帰ろうかなとも思ったが、杏菜あんなに声をかけたなら試合に使えるレベルまでちゃんと面倒見てよねとちょっと女の子っぽくお願いをした。


それは勿論もちろんと日が暮れるまで投球以前の歩幅を合わせたり、何歩と決まったら次は投球練習をして次の練習まで基礎を徹底しようと言ってくれた。


実際にピッチャーとしての基礎をひと通り出来たとしてもまずは仲間に通用するのだろうか?公式戦の前に練習試合通用するのだろうか?とりあえずまずはこの遅いストレートをいかに速く見せて、変化球で抑えるか考えていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。