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222/242

222話 再びの地鳴り

◇◇◇◇◇



「下…と言っている、ようじゃのう?」



フィアロアが、オーフェンの言いたい事を代弁しようとした時だった。



ズズズズズズッッ



デジャヴ…だろうか?


つい、先ほども地底からの地鳴りを感じたばかりだった気がするが…



「また、地鳴り??」



イルが、地面を見る。



ズズズッ…



「地鳴り…と言うか…地面が、下がってないかのぅ?」



フィアロアもイルの背中の上で周囲を警戒する。



「…⁈ …いや、これは…」



リーンは、前世での情報等を総動員させ、

思考を導く。



「ま、まずい…これは、もしや…」



独り言のように、口走る先から、事態は急変していく。



ズズズッッ…ズ…ッッ…ドドドオォォォン!!



空に迄響くような、轟音が耳に押し寄せ、

同時に大地が揺らぐ…


いや、地震では無い。


大地が…いや、砂が流れているのだ。



「こ、これは…砂が…落ちて…行く??」



オセは、今までに体験した事が無く、

酷く動揺していた。



「地属性の魔法に似てるのぅ?

地盤沈下系の攻撃みたいじゃ!」



フィアロアは呑気に感心していた。



「こら、フィアロア〜!呑気な事言ってないで、逃げなきゃだぞ〜!」



イルは、必死に足を動かすが…

一向に前進出来ない事に気付く。



「ちょ、ちょ、ちょっと…何これ??

砂が動いて、歩け無いんだけど??」


「これは…蟻地獄…いや、流砂の坩堝…?!」



リーンがそう叫ぶ。


先の砂漠に出来た穴が発端となり、

地下の空洞が抜け、砂が流れ落ちていくのだ。


このまま、砂と共に落ちれば、生き埋めになってしまうだろう。



「くっ…力では…抜け出せ無い…か」



足を踏ん張るも、地の底が無くなったかの、如く、砂と共に流される。



「ちょ、フィアロア?何とか出来ない⁈ 」



既に腰まで砂に埋もれたイルは、泳ぐように

もがいている。



「オセ…!少しエネルギーを… … …あ」



つい、先ほどまで近くにいたオセは…


砂の渦の中央まで流され、既に耳の先まで

砂に埋まっていた。



◇◇◇◇◇


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