218話 オアシス??【挿絵付き】
◇◇◇◇◇
皆が周囲を警戒し始める。
どこかに、魔物が潜んでいるのかもしれない。
…と、不意に、ドスン…と、音がした。
「オーフェン⁈ 」
リーンの傍らにいたオーフェンが、倒れ込んだのだ。
「す、すみま…せん、もう動けそうに…」
遂にエネルギー切れを起こしてしまったのだろう。
オーフェンは力無く蹲る。
「魔物の件は、心配だが…一先ずは、オーフェンを水辺まで連れて行くか」
一行は、警戒しつつも、泉の近くまで辿り着いた。
一旦、休憩し…オーフェンの体調が戻り次第、
魔物の有無などを調査しようと、
敷物を敷き、皆が腰を下ろし始めた時だった。
水辺に近寄ったイルが声を上げる。
「あ…れ…?」
更に、驚き固まる。
「イル?どうしたのじゃ?」
フィアロアはイルの背中越しから、前を覗き見る。
「…なぁ!!」
キラキラと光が乱反射する水辺…
…と、思い込んでいたのは、水では無かった。
フィアロアの叫びに、リーンも駆け付ける。
「な、何だ?」
リーンが見た泉の正体は…
「…これは…目…??」
さすがのリーンも、自身の目を疑う。
泉だと思っていた、存在は…
地から生えた目…のような物だった。
「待て待て待て〜!地面に巨大な目があるって…
どう言う事だよ〜⁈ 」
イルは、訳も分からずながら、後退りする。
そこに、オセが顔を引き攣らせながら、言葉を発する。
「み、皆さま…私、ちょっと…
嫌な予想をして…
しまい、ました…」
と、オセは言ながら…同じく後退りする。
「な、な、何〜?」
イルを始め、皆がオセの方を向く。
「ここは…きょ、巨大な…生き物の…
上…では?」
オセが言い終わるや否や、
大地の底から震動が湧き上がってくる。
ドドド…
ドオォォンンンッ!!
激しく突き上げるような揺れと共に大地が
隆起する。
「ギャァァァぁ〜!?!」
◇◇◇◇◇




