表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

215/250

215話 ダークエルフとは

◇◇◇◇◇



『…えっ?』



シルフの体はビクリと揺れる。


何か粗相でもしたのだろうか?


シルフが振り返ったと同時に、レイの手のひらから、光が放たれシルフの横を掠めていく。



『わわわわぁぁ⁈ 』



驚き、仰け反ったシルフの手を取り、

レイは自身の側に寄せる。


何がなんだか、訳が分からないシルフだったが…近くでうめき声を聞き、事態を知る。



「うぐぐ…おのれ、殺してやる…」



レイの攻撃が当たったのは、つい今しがた

飲み物を持ってきた世話係のダークエルフだった。


その者の、穏やかでは無い言葉を聞き、

シルフは身を縮める。


しかし、その呪うような勢いの言葉は…

どうやら、シルフに向けて放たれていた訳では無いようだった。



「ふん…洗脳がまた弱まってしまったみたいね」



レイは、その言葉の主…

飲み物を持って来た世話係を冷たく一瞥する。


レイの放った攻撃でダメージを負いながらも、

その者は敵意を尚、向けていた。



『ど…どう言う事…?』



シルフには意味が分からなかった。

ダークエルフ達は、レイの部下では無いのか?



「ダークエルフってのはね、元々狂ってるのよ、

制御を失って暴れ回る存在なんだけど…

私が洗脳して、大人しくさせてるってワケ」



シルフは、ダークエルフを見る。

その鋭い目付きは、焦点が合っておらず…

闘気ばかりが膨れ上がっていた。



『制御しなければ…こんな凶暴なの?』



シルフは悲しそうにダークエルフを見遣る。



「まぁ…そうね、

別件で私には恨みがあるのかも…だけど」


『え?』



レイの小さく呟いた言葉にシルフは反応するが…レイは何も答えず、そのままダークエルフを連れ去って行く。


レイの後ろ姿は…ほんの少し寂しそうだと、

シルフは何故だか、そう感じた。


神殿はレイの居住地だと言うが…


レイにとっては、心から安らげる場所では無いのかもしれないと、思うと…

シルフの心はズキンと痛みを覚えるのだった。



◇◇◇◇◇

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ