表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

128/143

128話 噴水の仕掛け


◇◇◇◇◇



その後も、地図の目印を幾つか通り…

一行はついに星マークの場所まで辿り着いた。


小悪魔は辺りを見つめる。


辿り着いた、3箇所ある星マークの内の最初の一つは…大通り広場だった。



「あれぇ?…って、ここ…

昨日処刑台があった広場じゃないか!」



イルは驚き、そして呆れる。



「地図見て、苦労して来たのに…知ってる場所だったとは…」



そう、肩を落とすが…

小悪魔は地図と広場を交互に見ながら、何かを確認しているようだった。



「何か分かったのか?」



リーンが静かに訪ねれば、小悪魔はコクコクと何度も頷き…やがて駆け出した。


広場の外れに向かった小悪魔は、そこで止まり

改めて地図を見ているようだ。


…そこには小ぶりだが、

精緻な細工が美しい噴水があった。


また、噴水を囲むようにベンチも設けられ、

脇には可憐な花も植えられた花壇もあり…

規模こそ小ぢんまりしているが、彩り豊かな憩いの場所となっているようだった。


ただ、陽も落ちかけたこの時刻では、周囲にもさすがに人気は無く、リーン一行は落ち着いて探索も出来そうだと安堵する。



「あの色っぽいお姉さんも…もう来ないみたいだし、良かったね〜」



イルは周囲を見渡し、ホッと息を吐きながら、

フィアロアを背から下ろし代わりに手を繋ぐ。



「貴様は絶対モテないから安心するのじゃ」


「ん〜?ヤキモチ?あのお姉さん…僕を気に入ってたみたいだけどなぁ?」


「ただの動揺を誘うだけの揺さぶりじゃろ!白豚なんて美味しくもない!」


「あ〜ん、僕…あのお姉さんに…

食べられちゃうかも〜?」


「貴様…!!」



イルとフィアロアがまた漫才を始めている横で

小悪魔は熱心に噴水の周囲に目を遣っていた。



「噴水に…何か目印でもあるのか?」



リーンも少し面白くなり、小悪魔と一緒に噴水の近くに違和感がないか探していると…



「リーン様…噴水の柱に何かあるようですよ?」



一緒に探していたオセが、噴水の真ん中の柱…

水に隠れる形になっている柱を指差していた。



「これは…」



小悪魔も頷き、リーンは流れる水の中に手を入れ、柱に触る。



◇◇◇◇◇


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ