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創始者O
それから俺は二次面接にも合格し、最終面接も合格した。という事は、就職先が決まったと言うことだ。
あの女に「ざまぁみろ! ちゃんと就職できたじゃねえか!」と言いたい。
これでやっと、大学生生活をまだ、楽しめるようになった。
「お前、幽霊見たとか変な事、言ってたのに俺よりも先に就職先決まるとはなぁ……」
俺が女の声に驚いた時に咄嗟に電話した友人が声を掛けてきた。
「まあな。お前も頑張れよ」
「……何その上から目線。ムカつくんだけど?」
ハハハッ! 何とでも言え!
とは口に出さずに心中に留めた。
だが、社会とは俺の考えているほど、甘いものではなかった。
「君、クビだよ」
「えっ?」
「いや、『えっ』じゃなくて、もうこの会社には来なくて良いって言ったの。良かったねぇ? 明日から永遠の休日だぁ」
大学を卒業し、就職した会社。
そこで一年働いた俺は今、目の前の上司に「クビ」と宣告されている。
「いやぁ、仕事の出来も悪いし、遅いし、君を雇っていたって、こっちには何のメリットも無いってわけだ。残念だけど、明日……いや、準備期間もあるし――――」
その後の言葉は俺の耳には届かなかった。
絶望したが、納得した。
そうだ。こうなるのは当たり前だったんだ。




