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Time is money制度  作者: 刹那END
創始者
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6/35

創始者C

 俺は家に帰って早速、面接時の原稿を書いてみることにした。

 “おい、待て! 待つのじゃ! 今の流れからしてそれは無いじゃろ! 普通、「わかった。手伝ってくれ」みたいな返答じゃろうが! 空気を読め! KY!”

 じいちゃん言葉を使う割には現代語も多数知ってんのな……なんか混ぜるとおかしいぞ。

 “あーそうじゃなぁ……じゃなくて!”

 おおーノリツッコミ。

 “はぁー……もういいわい。後悔しても知らんからのう……”

 その後悔をしないために今、原稿書いてんだよ。


 それ以来、女の声は全く聞こえなくなった。そして、俺の知恵を絞りに絞って作り上げた原稿で臨んだ面接も変わらずに不合格だった事は言うまでもない事だ。

 あの女の言う事を聞いておけば良かったと言う考えは無い。

 当たり前だ。何が「Time is money制度」だ(まあ、俺が考え出したのだが……)。実現しようなんてのは思わない。どうせ、実現しない。それが現実というものだ。

 現実はいつも残酷だ。

 努力に勝る天才はいないと言うが、本物の天才には努力した天才でも勝てやしない。

 人は人の上に人をつくって生きていかなければならないんだ。

 そんな現実について考えているととことん憂鬱になっていく。

 溜息が小さく漏れた。

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