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Time is money制度  作者: 刹那END
社長
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22/35

社長Li

 俺は救世主になれたのだろうかと疑問に思うが、答えはすぐに出てくる。Noだ。俺は救世主になれてはいない。ただの社長だ。

 しかも、その会社を乗っ取って社長になったクソ野郎だ。

「で、本当に俺は救世主になれたのか?」

 自分ではNoだが、俺の目の前にいる女に聞けば、違う答えが返ってくるのかもしれない。

「ええ。あなたは救世主よ。日本を救う事になる救世主」

 未来形って言うのがなぁ……また、実感が湧かない。そして、俺は女に一番聞きたかったことを尋ねた。

「さて、約束どおり、俺はTime is money制度を創り上げた。そろそろお前の正体を俺に教えてもいいんじゃないのか?」

 女は思案する素振りを見せてから、

「ええ。いいわ」

 と言葉を続けた。

「ニュートンの万有引力。最近で言えば、青色のLED。この世の天才による発明は全て、私が授けたものだといってもいいわ」

「は?」

 この女……何を言っているのかがさっぱり分からない。

「だーかーらー! この世の天才たちが生み出したものは全て、私によって創り出されたものだといっても過言じゃないのよ!」

 こいつ……まさか――――電波!?

「ご愁傷様です」

「何によ!」

「あなたのその思考回路に」

「失礼ね。私の思考回路はまだ、死んでないわ。それに考えてもみなさいな。私はあなたの頭の中に声を掛けられたし、Time is money制度を創るための知恵も与えたわ」

 まあ、それはそうだが、信じられるか? ニュートンが生きてたのなんて何十年前の話? いや、何百年? 良く分からん!

「……えーと……それでお前の正体って結局、何なわけ?」

 そう。そこが聞きたいのだ、俺は。

「うーん……言ってもいいのかしら……」

 さあ。俺に言われても知るわけがない。だが、俺は言って欲しいけどな。

 とは心中で思うだけで口には出さなかった。何故なら、女は本気で悩んでいるようだったからだ。

「まあ、時期も時期だし、もういいのかしらねぇ……」

 一人出そう呟いた女。そして、その眼は真剣な眼差しへと変化した。

 緊張が走り、俺は唾をごくりと音を立てて呑んでしまう。

「私は――

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