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社長H
「まあ、そりゃあそうなるでしょうね。と言うか、それが狙いだったの」
「狙いだと?」
えっへんと言わんばかりに偉そうな女に俺は疑問符を投げかける。
「そう。あなたはもはや社長に意見を言える存在となったわ。だから、あなたがその会社を動かしていける。そこまで言えば……分かるわよね……?」
「……あの本の通りにやれってか?」
「ご名答」
あの本とは女に貰った本の事だ。そこに書かれていたのはTime is money制度の基礎とも呼べる代物だった。
俺でも分かるその内容と、Time is money制度を創る方法。
「分かった。俺はあの通りに動かす……けど」
「けど?」
そう。だけど、だ。
「本当に俺の言うことを聞くのか? と言うか、これから俺はどうやって生活していくんだ?」
「あなたが会社の株を上げて、儲ければいいのよ。まあ、心配しなくてもあなたの言う事は絶対に聞いてくれるし、その通りに動いてくれれば、その会社の株はどんどん上がっていくわ」
はぁ……こいつは本気でこんなことを言っているのか。はたまた勘で言っているのか。分からないときがある。いや、大半がこいつの根拠がどこから来るのか分からない。
「お前の正体……教えろよ」
「あなたがTime is money制度を創ることができたらね」




