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ユグドラシル物語~未来を見る瞳  作者: あおい聖
聖王国編 第三部 氾濫
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10話 魔剣

 西の砦への最初の攻撃はカナメにより事なきを得る


 そして砦へと戻ったカナメにスミスが現れ



「カナメはん、こいつを持っていき!」



 そう言って渡されたのは【魔剣】


 スミスがゴブリン・キングが持っていたミスリルの大剣を元に


 カナメに合わせ刀に仕立て上げたモノであり


 カイザーの協力のもと光の魔剣として生まれ変わった。


 カナメはその手に受けて取ると


 早速鞘から抜き放とうと手を駆けると


 鞘が光り輝き


 鞘に白い狼・・・神狼の絵柄が浮かび上がる



「おっ! 認められたよやな。」



 スミスの言葉に視線を送りつつも


 カナメはミスリルの太刀を抜き放つ


 抜かれた刀は青白く光り輝きその光が刀身に纏わりつくように揺らめく



「・・・これは・・・凄い。」



 カナメの呟きにスミスは首を上下に何度も降り



「せやろ? 名付けて【神狼丸】これが説明書きや読んどき!」



 【神狼丸】

 【物攻】+157

 【物防】+27

 【魔攻】+60

 【魔防】+7

 【腕力・体力・素早さ・知力・精神力】+7

 【魔力】+25

 【光】+13

 【備考】闇属性に特攻。【光よ駆けよ】と唱えることで光の狼が出現し敵を襲う。



「この【光よ駆けよ】って・・・」



 そう呟くと刀身、鞘から1体づつの光の狼が現れる。


 しばらくして狼が姿を消すとスミスが



「まぁ魔術ちゅ~かその魔剣独自の術って事やわ。威力的には光術の【ライトセイバー】と同等やな。使用者の【光】の属性力に加え魔力により威力が変わるもんや。」



 するとカナメは



「なるほど、魔道具に込められた魔術のようなものと言う事ですか。」



「せや。違いは術と同じように指向性を持つちゅうこちゃな。こいつをうまく使いこなしぃや。」



 そう言って短い手でカナメの背中を叩く


 カナメは神狼丸を鞘に仕舞い腰へと刺す



「ありがとうございます。大事に使わせていただきます。」



 そう言ってカナメはスミスへ向かって頭を下げた。



「かまへん。かまへん。そやロードに若それとお嬢の分もあるさかい受け取りぃ~。」



 ロード用の物は【ミスリルホーン】兜に取り付けられる角である


 ハクオウ、コクテイには【ミスリルリング】装着者に合わせその大きさが変わる術が施された腕輪。低位の【マジックアロー】をMPを消費することなく無演唱で発動できるというすぐれものである。



「親父! 俺の武器に【唄】は無いのか?」



 ロードがそうスミスへ聞く



「あるわけないやろ! ワレにはまだ早いんや!」



 そう言われしょんぼりするロードであった。


 【唄】とは魔術具などに設定された発動キーワードと言ったものである。


 だがしかし、ロード本人が知らないだけでカナメに渡された説明書きにはちゃんと記されていた・・・【光よはぜよ】光術の【ライトバースト】と同じものが自分を中心に発動し敵のみへ効果があるというものであった。

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