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ユグドラシル物語~未来を見る瞳  作者: あおい聖
聖王国編 第三部 氾濫
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06.5話

 木の陰に隠れていたケンシンの索敵に里の中央に敵が出現したことを捕らえ


 心の中で焦る



(裏をかかれた!)



 すぐにユキムラとマサムネを伴い駆けだすと


 ケンシンは瞬く間に2体のオークを突き殺し


 更に駆ける


 背後からの襲撃に驚きつつも


 オークが3体ケンシンへ向かい突進してきた


 ケンシンはミスリルの槍を横に薙ぎ1体目を横へ弾き


 2体目を最初の横薙ぎのまま回転して同じように弾き


 3体目のオークの首へ突きを食らわせ倒すと


 その倒れ込んだオークを踏み台にして柵を飛び越え


 マコトが居るであろう中心へと駆けだす


 背後から



「ケンシン君! マコトさまをお願い!」



 と聞こえたような気がしたが構わず駆けていく


 残されたハジメから



「おいどうすんだよ。まだオーク残っているじゃね~か!」



 するとユウナから



「叫んでないで小さいのでユキムラ君達を援護しなさい!」



「分かっているよ!」



 そう叫びながらも【無演唱】でハジメは【ファイアアロー】を放ち


 その火の矢を浴びたオークをユキムラが切り捨て


 ユキムラの横からオークが振り下ろす骨斧を盾で受け止め


 受け止められたことで動きが止まったオークを


 マサムネがハルバートで切り裂いた。


 更に最初に弾き飛ばされたオークが起き上がろうとしているところへ


 ユウナが



「させないわ!」



 そう言ってこれまた【無演唱】で【ウォーターアロー】を放ち止めを刺した。


 半数を失ったことでオークたちは連携が取れなくなり


 逆にハジメ達や兵士はその数を活かし連携した。


 最後の1体をマサムネが切り捨てたところで


 ハジメたちは里の中央へと駆けだした。


・・・・・・・・・・・・・・・


 中央へとたどり着いたハジメたちが見た光景は


 傷つきながらもオークナイトの相手をするマコトと


 その背を守るように2体のオークを相手にしているケンシンの姿であった


 すぐにサキが1枚の札を取り出し魔力を込めマコトへと放つ


 放たれた札はマコトの背にある傷へと張り付き光り輝き剥がれると


 マコトの傷が消えていた陰陽術の【回復符】である。


 それと同時に【ファイアアロー】と【ウォーターアロー】がそれぞれケンシンが相手にしているオークに当たり


 怯んだその隙に連続で放たれたケンシンの突きがオークたちに突き刺さり倒すと


 振り向きマコトの加勢に加わった。


 流石のオークナイトも多勢に無勢であり


 最後はマコトの一刀のもと切り捨てられた。

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