05話 言葉話す人形
マコトの全力の魔力を注ぎ込まれ
魔法陣が激しく明転を繰り返す
チカチカと繰り返されたかと思うと
地下室全体をまぶしいほどの光が包み込む
・・・
・・・
・・・
光が収束され
辺りが元に戻ると
魔法陣の布が黒く焦げもはや使い物にならなくなっていると
その中から1体の全身白銀のミスリルを着こんだ動く鎧が
サキも前へと歩みより
そして片膝をつくと
「私を創り出したのは貴女でありますか?」
地下室が沈黙に包まれ
「しゃべった!」
ハジメが尻もちをつきながら声を上げると
サキは首を上下に振り
「うん!私が錬成した。」
すると動く鎧は
「ならば名をいただきたいのですが。」
すると興奮したようにサキが
「あっあなたの名前はケンシン! ケンシン君よ!」
するとケンシンと呼ばれたパペットの目が青く光り
「ケンシン・・・良い名である。主様は名を何というのですか?」
「私はサキ! サキ・ミズサワよ! これからよろしくね。」
そう言って右手を差し出すと
ケンシンはその手を取り騎士が口づけするような仕草を取り
「サキ様。このケンシン全身全霊を持って仕えさせていただきます。」
頬を赤く染めサキはコクンと頷いた。
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翌日オークの集団が里へと押し寄せてくる
その数30体
迎え撃つは49
北に30を配置してマコトたちは昨日戦った東の門に集まっていた。
「さて、どう守るか・・・」
そう言ってマコトは仲間たちを見渡す
するとケンシンが
「このまま守っていては不測の事態に対処できない。」
「ならどうする?」
マコトの問いにケンシンが答える
「私とユキムラ、マサムネを林に配置し、オーク共が門へと押し寄せた隙に背後の指揮個体を我らで討ちます。」
するとハジメが
「そんなことしないで魔術で一気に片付けた方が良くないか?」
それに対してケンシンは
「今はその時ではない。行ったであろう? このまま守っては不測の事態に対処できんと。それに我らパペットは核となっている魔石さえ無事であれば肉体は再召喚時に復活している。」
その言葉にハジメが黙り込む
「だからってケンシン君達だけ戦わせても・・・」
サキの言葉にケンシンは
「サキ様、我らは疲れませぬ。故にここでサキ様方が疲労してはダメなのです。今後の為にもサキ様方は力を温存して置いてくだされ。」
「分かった。でも無理しないでね。」
サキが渋々了承するとケンシンは
「では行ってまいります。」
そう言ってケンシンはユキムラとマサムネをつれ林へと向かい
木々の陰へと隠れた。




